100ミリ砲は分かりやすい数値だし、4インチでほぼ101ミリで割り切りやすい
ソ連では西欧諸国の採用口径よりわずかに大きくして、「一種の嫌がらせ」で
敵が弾薬鹵獲しても使用できんようにした(という解説を読んだ)
小さい砲弾を鹵獲した場合、精度は落ちるが使える利点が生じる

そんなこんなで3インチ76ミリに対して75ミリ、3.5インチ(90 mm)砲にたいして88ミリ、
4インチ(100ミリ)にたいして105ミリなど各国採用してややこしい

ドイツ105ミリ高射砲は対戦車用に用いられはしたがアハトアハトの2倍も重いので
運用も制限され強力な88ミリL71が開発されると105ミリ砲は開発中止される
ソ連の100ミリ砲も優秀だったがティーガーII戦車の8.8 cm KwK 43には劣る

ドイツがハチハチにこだわったのも90ミリ砲が戦後ブームになったのも使いやすさの証明だろう
ただしヒトラー総統のイメージが強いせいか8.8 cm KwK 43を戦後採用した例はないが。