ロシア人はポーランド戦闘時に極秘裏に3号F型戦車を捕獲することに成功しました。ただちに徹底的なテストをうけ、
大きなターレットと居住性、それによる完全な仕事と迅速な戦闘は、ほかの戦車を圧倒するので
3号と対決した場合、BT戦車やT26が勝つチャンスは皆無と判明した

赤軍は高評価を下したのでドイツに3号戦車の購入とライセンス生産を要求した
これは独ソ戦がはじまったので中止されたが、それまでに赤軍は3号の技術生産と、運用マニュアルさえ雑誌発行した

この下地のため鹵獲した3号の運用はうまく行ったのである
鹵獲された3号の高いサスペンション能力と機動力および、機械信頼性は4号やほかのドイツ重戦車をこえるとさえいわれ
すぐれた無線機をいかし上級士官の指揮用戦車、コマンドタンクとして酷使した

またドイツ戦車兵の3号のひょうばんは決して悪くないことも指摘する必要があります
かれらは4号より3号の方が行動力が高く使いやすいとしました。1943年で3号戦車はドイツ戦車の半分を占めました

火力は非力でT34やKV1戦車の装甲を貫通するには300メートル接近する必要がありましたが
ドイツでは3号の製造ラインをあらためターレットリングを上級戦車と互換1620ミリに拡大する予定であり
チェコ38t戦車のターレットですら1620にする計画でした

このばあい38t戦車にはW号戦車の砲塔を流用する予定であり主砲には高低圧理論(ホッホ・ニーダーシステム)
を応用した対戦車砲として8 cm PAW 600を搭載するか、もしくは75ミリL48をそのまま使役する予定でした