>>697
板垣退助が戊辰戦争の従軍回顧録で「城に篭城したのは武士ばっかりで民衆は誰も付き合おうとしなかった」と述べていて、
これは何故かと考えた結果当時の体制において利益を得ていたのは武士ばかりで一般の民衆は誰も利益を得ていなかったのだから、
いざ一大事が起きてもそりゃ協力する訳が無いという結論を出していた。
これは別に他人事じゃなく来るべき対外戦争を戦うにおいて大事なのは少数のエリートではなく国民の多くが体制から利益を得られるような仕組みを作る事だという結論に至り、
ここらへんが板垣が自由民権運動に参加した理由の一端とも見れる。