前線はいざ知らず
主力艦隊コースの偵察軽視、攻撃偏重の日本海軍気質は、どうにも直らなかったらしく
マリアナ沖海戦では、やっと実用化された空六号電探(日本海軍初の航空機搭載レーダー)を、わざわざ塔載させた天山から降ろして
雷装させて出撃させている
…敵を見つけることもできないのに、何を魚雷で攻撃させるつもりだったのかねぇ

アメリカ艦のアクションレポートだと
「図上に日本機の編隊が来て、いよいよ襲ってくるぞ、と思っていたら
こちらを発見できなかったらしく、どこかへ行ってしまった」
そうな
アウトレンジ戦法のため、練度低いパイロットに長距離飛行させてりゃ、そりゃ偵察力も落ちるだろうが…