日本のレーダーが遅れていた話として、よく
熟練者じゃないと見分けられないAスコープ式画面しか実用化できなかった
先進国のイギリスやアメリカは、PPIスコープ式だった、というのがある
これは間違いではないが
実の所、レーダーの送受信能力が高ければ、大雑把な位置を捉えた後はAスコープ式のほうが射撃に必要なデータを読み取りやすかった
だから、英米の射撃用レーダーには、PIPとA方式を切り替える装置がついていた時期もある
日本のレーダーで致命的なのは、そもそも高出力の真空管(これもニッケル使う)がなく、しかもニッケル供給の優先度は戦争末期まで低く、代用品で賄うしかなかったという面
これだと、出力は落ちる、信頼性も低くなる、でそりゃダメダメにならないほうがおかしい