ペットの犬や猫が国に殺された戦争の悲劇ネタで有名だけど毛皮不足から
18年6月に軍需省厚生省共同の要請を犬の献納運動と称して大政翼賛会が
推進したものだが実体が不明
各市町村自治体任せでわずかに現存する記録は大半が19年秋頃に隣組の回覧板での告知
この内容も八王子市では一面を使い敵陣に飛びかかる犬の特攻隊だったり、
大阪市のように犬の供出を求めてますと一文を載せた程度とバラバラ
これすらほとんど見つかっておらず記録が失われたか自治体によっては
そもそもやって無かったのかはっきりしない

実体の記録が残る自治体は鳥取、神奈川、北海道
鳥取県は県知事が号令をかけ県内の飼い犬の飼育状況を隣組が事前に調べ1800頭
県内12ヶ所の警察署に656頭が供出されている
これは隣組の監視強制があったようで家族同然だから勘弁してくれと金持ちの
多くがこの戦時下で泣き言を言っていると日本海新聞が報じている

神奈川県は狂犬病予防に飼犬の供出を呼びかけたが全く集まらず牛豚肉100匁と交換と
発表すると犬を連れた人々が警察署に殺到し1万7千匹にもなって打ち切られた

厚生省、軍需省通達では犬だけなのに北海道では何故か猫も供出されている
猫供出の記録は北海道一部地域でしか見られない
猫も同じ市でも隣組でやったりやってなかったりバラバラと無秩序で一定でない
北海道は日本の毛皮の1/3を供給し畜産公社が実働し18年〜20年と長期に実施している

猫皮防寒着は北満の耐寒試験され不向きと失格しているので何で集めていたかは不明