イギリスのマチルダやバレンタイン、フランスのR35やH35のような
「小型だが対戦車砲に堪える重装甲を持ち歩兵を支援する戦車」を
英仏以外の列強諸国、特に日本が開発配備しなかった理由は何故なのでしょう?

米独ソの場合は陣地戦・歩兵戦を重視した英仏と違い歩兵まで機械化した機動戦の傾向が強く
英仏の巡航戦車・騎兵戦車相当の高速戦車しか要らなかったからだ、とまでは見当がつきますが
日本陸軍における戦車の存在意義は陣地戦で歩兵を支援するもので、英仏の歩兵戦車と非常に似ていますし
上述の小型歩兵戦車はマチルダII以外重量15t以下で、日本戦車のインフラの都合による15t制限もクリアしています
つまり、小型重装甲の歩兵戦車は日本陸軍の戦術に合致していて、かつインフラ上も実現可能です
安価軽量なのもあり、同時代に実際に開発した九五式重戦車やチハよりも歩兵による陣地戦に適任なはずです
それなのにどうして、この種の戦車が日本では試作すらされなかったのでしょうか?