特攻機による戦果:カミカゼ特攻機命中率56%の虚報
http://torikai.starfree.jp/1945/kamikaze-statistics.html
>米軍の被害が大きいのは、船体に近距離に撃墜・墜落した特攻機が僅かに軽傷を与えても、それらをすべて被害(命中・至近弾)と扱い過大報告したことによる。
優勢な米軍は、損傷を受けたことを自らが勇戦した証拠のようにことっていた。危険を冒して困難な任務を遂行したという誇りをもって、敵の特攻機の攻撃を高く評価した。
これは、弱い敵に打ち勝っても勇者とはならないからである。米軍将兵にとって、自らの勇気を誇示するためには、特攻機の危険な攻撃は必須であり、特攻機の命中率が高いことは、自らが危険な困難な任務を成し遂げたことを意味している。
つまり、米軍が、自らの優先した証拠として、特攻機の命中率56%との推計をしたのである。このような特攻機命中率56%という米軍の優先の証拠のような数値を、米軍の意図した目的に思い至ることなく受け入れては、米軍の思惑に騙されたも同じである。
米軍が特攻を高く評価する真の目的、米軍の英雄的行動を喧伝することに思い至れば、「特攻機は米軍を恐怖させた」といった単純な発想はでてこないはずだ。