日本海軍の対空射撃訓練では時速250キロの水上機が引く吹き流しを標的にしていた。
速度は一定で、比較的低空を、水平に直線飛行という、実戦では有り得ない好条件。

これに対してもほとんど当たらない。命中率はコンマ以下。

「精度はきわめて不十分であった。射撃訓練で命中を得ることは皆無といって良かった」
「高角砲、機銃による命中は、まぐれ当たりを期待するほかなかった。」
元連合艦隊参謀・元中佐千早正隆(砲術学校・対空射撃専攻)

護衛艦艦長で実際に対空射撃訓練にも参加した元海上自衛隊・作戦幕僚の是本氏。
あるいは戦前の対空射撃の専門家千早氏などのようなプロの意見を聞くべきだろう。素人の我々は。