>>99
そのスリムという面をどの程度、重視するかはF-3に求められる性能に依存する

F-3に対する具体的な性能要求として超音速巡航速度の高さが何よりも求められるならば
エンジンとしてはバイパス比は極力小さくnon-A/B時の排気ガスの速度を可能な限り上げる必要があるから
バイパス比は小さくせねばならないので必然的にファン径は小さくなり、従ってエンジンも最もスリムになる

他方、F-3の要求事項としてスパクル速度よりも大きな航続性能(長大な戦闘行動半径、長い滞空時間)が優先されるならば
エンジンとしては排気速度の高さよりも巡航時の燃費が優先されるので、ある程度大きなバイパス比が必要となり
その結果としてファン径も必然的に大きくなり、エンジンとしてはスリムさをある程度は犠牲にせざるを得ない

要するに、XF9-1のコアを活かしてF-3用の実用エンジン(仮に「F9」と呼ぼう)を造るとしても、F-3に求められる性能の優先順位に応じて
F9のファン径は違ってくることになる

要は、F-3向けの実用エンジンがどの程度スリムになるか(ファン径がどうなるか)はF-3に求められる性能次第ということだ