水上飛行機が有用なものなら、列強がシノギを削って空母を建造したり、艦上航空機を開発する必要も無いわけで。
第二次世界大戦の時点で、ゲタ履き飛行機の限界点は見えていたのよ。
波が高いと着水できないという。
戦艦とか巡洋艦に積まれていた、水上偵察機の乗員とか『元より生還を期せず』って信条だったそうだぞ。
帰投してきても波高が高くて着水できない。駆逐艦以上がグルグル円を描いた中は着水できるのだが、そんな悠長なことしてたら味方が敵に食われる。
燃料限界まで上空直掩に就き、命と引き換えにする標的を待ってたという話が伝わってる。
わがUS-2が、現在世界最高の着水性能だそうだが、小笠原での急患輸送とか防波堤の中だからな。