>>801
ここで言ってるのは攻撃隊にどのタイミングと標的には何を何機出す、索敵線の本数はどうのとか
そういう細かい直接指揮の話
参謀に対して重箱の隅をつつくようなところまで指導をしたというがまさに一貫した運用思想みたいなのがある
索敵線の本数は常に予備を意識してるし対潜を兼ねて爆装させたりしてる
索敵艦攻の300浬進出もおそらく彼が初
あと搭乗員の証言によれば予備の攻撃隊をしばしば艦上待機させてる
直掩は先頭の艦戦を出して、攻撃隊を前に寄せて収容していたのか?
一次攻撃隊が帰ってくる頃までに索敵機の報告を受けて二次攻撃か一度格納庫に下さなきゃいけない
クリーンな甲板で運用するのと比較にならない重労働で米空母と違って人も少ないから、非情なキャラと符合する
直衛機は基本的に少しの警戒機と艦上待機で回す昔ながらの方式
それと少なくともミッドウェーでは護衛の大型艦を前方ではなく四周に配置し直してる(敵機を見張りで見つけて緊急発進までは成功したが……)
多分阿部中将と諮った上なんだろうけど土壇場でどうやって調整をつけたのか
おそらく普段からこの調子で敵は多かったはず
だから一航艦司令官より参謀長が適任かなと

敢闘精神とかで一括りにされがちだけど山口少将の戦術は手堅くて泥臭い
一航艦司令部とだいぶ毛色が違う

空母12隻の車懸かり戦法も空母は先制されれば次々と撃破されるもの、逆に機を捉えれば一隻で複数を撃破可能という前提だし
悲観的な予測に基いてる
もっといえば、アメリカは西海岸まで取られないと講話しない(ハワイ攻略では終わらない)と思ってたわけだし
まあ実行性はないだろうけど