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お疲れ様です。

富岳スパコンの話題が少し出ていたので。


スーパーコンピュータ「PRIMEHPC」シリーズ2機種をグローバルに販売開始
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/11/13-1.html

富岳の技術を活用したスーパーコンピューターです。
FX1000は実質ミニ富岳のようなもので、特殊なシェラフの富岳と違い専用ラックと比較的扱いやすくなっています。
試作富岳(768ノード)のA64FXがこのクロックで動作していると単純に考えると、LINPACK(Rmax)1PFLOPSを1ラック(384ノード)消費電力60kW近辺で発生できることになります。
この密度と省消費電力は富岳ファミリーの強力な武器です。

A64FXのクロックは2.2GHzで、理論演算性能(倍精度)は3.3792TFLOPS。
これはA64FXの初期発表時のピーク2.7TFLOPSから大きく上がっておりかなりの驚きです。
2Uラックマウントで空冷と条件が非常に悪いFX700でも、1.8GHzまたは2.0GHzで2.7648TFLOPSまたは3.072TFLOPです。
想定よりかなりいいものを作ることが出来たのか、それとも三味線を弾いていたのかは分かりません。

さり気なく最大1.3エクサフロップスを超えるシステムを構築出来ると書いてあったりもします。
富岳がエクサスケールかどうかなのですが、倍精度だと少し電力的には厳しいです。
電力を京の4倍許容するのならいけるかもしれません。
単精度なら恐らく楽勝で、最近の風潮だとエクサスケールと呼んでも問題ないでしょう。