11月15日に兵頭二十八せんせいがこんなこと書いていた

なぜ日本はAIP(スターリング機関)を捨てたか。AIPはパワー不足なのである。
水中で設計上の最高速力を出すためには、まったくパワーが足らないのだ。
それに対してリチウム電池で回す電気モーターならば、水中で原潜並の高速を出すことも夢ではない。
もうひとつのAIPの欠点。バッテリーに充電するための発電マシンとしても、出力が低すぎた。
そのため従来のAIP潜水艦は、鉛バッテリーに充電するために、
AIPとは別に通常のディーゼル主機も抱えている必要があったのである。
三番目のAIPの弱点。液体酸素とか水素とか、潜水艦に内臓するには
危ない物質と隣り合わせである。リチウムが危ないというなら、液体酸素だって危ないのだ。
AIPと鉛電池をとっぱらって、リチウム電池に置き換えることができれば、
メンテナンスの手間は激減する。同じ性能なら潜水艦を小型化できる。
これは、ゲームチェンジャーである。

----------------
攻撃型潜水艦ではこれが当てはまる。
なんで海自がAIPをやったかと言えば、戦略ミサイル潜水艦が念頭にあったのではないか
大きな船体に複数のスターリングエンジンと大容量の液体酸素
動き回れないが、シュノーケルせずにずーっと潜ってられる