防衛大臣記者会見
日時令和元年12月17日(火)15:32〜15:52

Q:次世代戦闘機について、予算が111億円ということでしたが、
  今後、開発をどのように進めていくのかについてお考えをお聞かせください。
A:予算をお認めいただきましたので、来年度は構想設計からスタートすることになろうかと思っております。
  わが国にとりまして、航空優勢を確保するということは、非常に大事でありますし、アメリカとのインターオペラビリティを確保する、
  あるいは、将来の改修の自由度、能力向上の自由度を確保するというのは、非常に大事なことだと思っておりますので、
  わが国主導でしっかりと国際協力も進めながら開発をしてまいりたいと思っております。

Q:次期戦闘機についてですが、開発費111億円ということなのですが、一方で同盟国のアメリカでは、
  次の戦闘機どうするかというのが具体的な案が決まっていなくて、一方で日本と近いけれども
  同盟を組んでいないイギリス側の方はかなり積極的な売り込みをしていると思います。
  国際協力を視野にというふうに中期防でもうたわれていますが、そこはどういうふうな戦略を持って臨んでいくのか、
  改修の自由度といったこと以外に何を軸にして判断してやっていくのでしょうか。
A:改修の自由度ということを考えて、わが国主導で開発をしっかりしていきたいと思っております。
  アメリカとは同盟関係にありますので、運用面でのインターオペラビリティの確保というのは大事だと思っております。
  それ以外については何も決まっていない状況です。

Q:イギリスについては、どうお考えでしょうか。
A:イギリスともこれまで様々、意見交換をしてきております。

Q:次期戦闘機の関係ですが、開発費とは別に研究費も計上されていますか。
A:今回はこの111億円の開発のための経費を先ほど、お願いしたところでございます。
  予算全体につきましては、今、最終的な調整をしていますので、それ以外について申し上げるのは差し控えたいと思います。

Q:概算で要求した関連300等については、調整中だから言えないということでしょうか。
  外れたというわけではなくて。
A:おっしゃるとおりです。