>>230
徴兵率じゃなくて人口比動員数とでも言うべきだな
だいたいの数字だと
フランスは人口4000万人で840万人を動員で21%
ドイツは人口6500万人で1300万人を動員で20%
イギリスは人口4550万人で620万人を動員で14%
ロシアは人口比1億7500万人で1200万人を動員し7%くらいとなる
これはいわゆる戦争の期間に軍服を着た人数であって一度にこの人数が全員戦線に配置された訳じゃない
例えばフランスは西部戦線に平均して200万人ほどの兵員を配置していただけだし
ドイツが終戦時に保有していた兵員数だと700万になる
どこの国も士気と産業の為に兵隊を交代し続けないといけなかった

フランス軍戦死者140万人、戦傷者425万人、民間人死者30万人
ドイツ軍戦死者200万人、戦傷者425万人、民間人死者42万人を数えたので終戦時はどちらも余裕は皆無だっただろう
一方で戦後アルザス・モゼルのドイツからフランスへの復帰はドイツからフランスに150万人の人口が移る事を意味していたので
総人口の変化だけで言えばフランスはドイツよりは減少は少なかった
両国にとって最大の問題は動員期間の出生数で
統計的にドイツは320万人フランスは140万人の産まれるべき子供が産まれなかった
これは戦間期にドイツが各国のドイツ移民の帰還を求めた事やフランスの移民の増加に繋がった

産業の動員で言うとフランスは1915年になると50万人を軍隊から工場に帰さないといけなかったしここに更に女性の工員が14万人、老齢の男性が42万人、18歳未満の工員が13万人、11万人の外国人、6万の植民地出身労働者、4万の戦争捕虜が追加されて維持されることになった

動員数が過大で幅広い年齢層を動員したせいだが
良くも悪くも仏独ともに若者だけが死んだわけではなく男性はどの年齢層も大勢死んだので人口ピラミッドの崩壊としても死亡数よりは出生数の方が影響が大きかった