「男たち…」はセットの薄っぺらさとか、CGの未熟さとかは仕方ないし、そこが問題ではないと思うんだ。
問題は「人間を描くことが弱かった」ところにあると思う。
「駆逐艦キーリング」は詳細かつリアルな戦闘シーンが圧倒的だが、短い時間のなかでも主人公はもちろん、一水兵までのキャラクターが描きわけられ、見る者が感情移入できるうまさがあった。
「男たち…」は人気俳優を並べてたが、みな類型的で魅力がない。たぶん脚本家の力不足だろう。