>>307続き。

CentaurとZen1はL3容量が同一で、L2までのコアとL3の面積比もほぼ同じです。
Centaurはかなりの労力をかけて設計しているのがここからも分かります。
クロックこそ抑えめですが、ロジック規模からいえばZen1を上回るIPCを出しても不思議ではありません。
INTがMUL*2可能だったり、FP/SIMDがDiv/Crypto独立してポートまで与えられているのも独特です。
クロックの低さもあり電力効率はそう悪くないのではないかと思います。

問題としてはサーバでのライバルが強力すぎるというところで、IntelとAMDの競争の影響をもろに受けます。
特に価格で売りたいプロセッサなのに、下は低価格化が激しいマーケットになってしまったのが痛いです。