日本海軍の悩みは(これは海軍や航空隊に限った話はないが)
冶金技術の遅れから、計算上は突き破れるはずの表面硬化装甲を貫通する前に、爆弾のほうが破砕されてしまうというケースが多発したこと
これは、技術的問題であり、また希少資源の入手の困難さから解決が難しかった
91式徹甲弾は、性能低下を忍んででも弾殻を厚くすることで対処している
航空爆弾の場合、真珠湾に使われた80番の後継として数種の同クラス爆弾が開発されているが
制式採用されたものの、貫通力の低さや、貫通力と引き換えに搭載爆薬の量が少なくなりすぎた、等の問題を抱えていた
…もっとも、重装甲の戦艦は撃沈しても戦略的にあまり意味はなく、
第一目標は空母になったから、このあたりは事実上は問題にならなかった
いざとなれば、魚雷もあるしな(こっちはどんな重装甲でも無意味。破壊力を拡散させダメコンでなんとかするしかない)