>>280
それほど難しい話ではなくて、どこの港からでもいつでも確実に高練度艦を引き抜けるための配慮。

まず前提として、挙げられたリンク先にあるように現在の護衛艦隊は自衛艦隊に求めに応じて
フォースプロパイダーとして艦艇を差し出す存在であることに注意。
ゆえに護衛隊群も固定した編成として動くわけではない補給や教育のための存在。
かつての海自は護衛隊群は固定した編成で高練度の護衛隊群を常時一つ作るようにローテーションで
訓練や休養、艦艇修理や補給を行っていた。
でもこれではどこかの低練度の隊群の司令部近くで有事まではいかない低脅威度の不審船の存在が
確認された場合に対応できる艦がなくなることになるよね?
また3.11に代表される自然災害への対応などあらゆる脅威にいつでも確実に対応できる即応艦を
用意するために上記の体制への変換が促されたわけ。

現在の体制だと例えば仮に1護群が低練度であったとして横須賀から艦艇を緊急派遣する必要が生じても
2護群の艦艇が対応できるでしょ?