>この銃地味というかイマイチパッとしないんだよな

というかオワコンなんだよ…チーフ系自体は良い銃である事に疑いはない。

映画の話になるが、70年代のフィルムノワールから80年代末のダイハードでは銃撃戦描写の様相に隔世の観がある…様な旨の評論を読んだ事があったな。
曰く、昔のリボルバーやハイキャパオートが無かった頃は銃撃の一発一発の意味が重かった。
曰く、ダイハード以降なんかファイアーパワーで押し切る(現実に即した)銃撃観に拳銃の扱いが変化してしまった。

この文脈で考えると「小型スナブノーズ」ってのはジックリ腰を据えて射撃チャンスを待ち、急所を狙って行く使い方をしないと活かせない武器って事になるんだよ。
でも辛抱強く必中チャンスのタイミングを待つって事は、相手の瞬発的な応戦力に晒され続けなければならないって事だからね。
「どこでもいいから先に当てろ」という戦訓セオリーに即していない上に、ゴルゴやシティーハンター張りの神業テクでもなきゃ中々成立しない、文字通り映画の中にしかない前提条件だ。

それでもコンシール性でまだ暫くは存在意義はあったんだけどね…サブコン台頭するまでは。