AMD、Zen 2 CPUとRDNA GPU採用のモバイル向けRyzen 4000
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1227915.html

AMDのZen2アーキテクチャ新APUです。
最大8C/16Tとなりました。
7nmにより製造されたモノリシックダイで、14nm APUに比べ+124%のワットパフォーマンスを誇ります。
MCMとのメモリアクセスの違いを考慮したのか、L3は8MBとZen2 CPUの32MBに比べるとかなり控えめです。
iGPUには従来のVega世代(GCN)を使うと噂されていましたが、Navi世代(RDNA)が使われているようです。
これによりiGPU性能はGCN+59%の向上となっています。
Ryzen 7-4800H(45W)はCore i7-9750H(45W)と比較してゲーミング+39%・クリエイティブ+46%。
TDP15W同士のIce Lake比、シングルスレッド+4%・マルチスレッド+90%・グラフィックス+28%です。

PCIeは4.0ではなく3.0に留まります。
またInfinity Fabricはメモリに同期せず、完全に非同期な設計となっているようです。
AMD SmartShiftと呼ばれるAPU+dGPUの制御機能も追加されました。
APU+dGPUのTDP枠が設定されており、ワークロードに応じてバランシングされます。

15Wにも8Cが来たのはやはりインパクトが大きいです。
CPU性能程ではありませんがiGPU性能も順当に向上しています。
Intelも10nm+のTiger Lakeで性能向上するのでモバイル面白くなりそうです。