>>52

パイロンない時はドッグソースの形状変更(EA-18G)と、翼の折り畳み部ヒンジカバーの形状変更で対応。
それでも機外搭載品を付けるとストール傾向が収まらず、風洞試験などとの結果、”ガニ股パイロン”の採用で抑え込むことに。
このパイロン取り付け方法の変更で空気抵抗が増大し、航続距離が減ることになったが、背に腹はかえられず、海軍航空当局は渋々承認。

アドバンスホーネットでのCFT採用が話題になったが、実用になってからもこの問題がまだくすぶってことを意味することでもあるから、ホーネット系列の空力設計は『凝り過ぎたが故の失敗』としか言いようがないわな。
A-4スカイホークの系譜を継ぐF-16や、F-14の流れをくむSu-27/MiG-29系列、A-5ビジランティからの発展形ともいえるF-15にはそんな空力上の悪癖の話は聞かないからねぇ。