西側のほころび鮮明に 米欧、議論かみ合わず―独安保会議
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021600281
 【ミュンヘン時事】世界の首脳や閣僚が、外交・安保課題をドイツ南部ミュンヘンで討議する
ミュンヘン安全保障会議は16日、3日の日程を終え閉幕した。冷戦期に西側諸国の親密な協議の
場だった同会議の伝統は見る影もなく、米国と欧州の議論はかみ合わずに終了。西側の一体感の
ほころびが鮮明となった。

 14日に開幕演説に立ったシュタインマイヤー独大統領は、欧州と価値を共有するはずの米国が
「国際社会を拒否している」と指摘。中国、ロシアと並べて米国を批判し、自国優先主義を追求
すれば「袋小路」に陥ると警告した。
 翌15日に登壇したポンペオ米国務長官は、シュタインマイヤー氏の発言を読み上げ、「率直に
驚いた」と反発。米国や同盟国の経済的発展を挙げ、「西側は勝利している」と胸を張った。

グレタと和解せよ