WW1の時はアルザスモゼルがドイツ側にあって国境線が全然違うわけだが
するとライン川に沿った防衛線が引けないので
国境からやや後退したモゼル川沿いに要塞線が整備してあった
その左翼の端がヴェルダン要塞な事からも分かるがこの線自体は強力だったが
日露戦争の戦訓で要塞は陥落する物とみなされ国境線から後退して整備された要塞線で戦う計画は放棄されて国境で積極的な攻撃に出る計画になってる

マジノ線の様な物自体がWW1にあったら有効だったかどうかと言うと
そもそも史実でも似たような物があってそれは作戦上役に立たなかったとしか言いようがないが
ハードウェア的にではなくソフトウェア的にフランス軍の作戦が1940年の物に近かったらどうなるかと言う意味なら
右翼は要塞線に任せてベルギーに主力を送り込む作戦を1914年時点で出来たら
間違いなくドイツ軍のシュリーフェンプランは史実よりも圧倒的に苦戦していただろうから
そういう意味ではWW1で"マジノ線"があり"マジノ線"として使われていたなら役立たずではなかっただろうね