戦前日本の失敗の根本的原因は、選択出来る政策の幅が狭過ぎたこと。
要するに軍事官僚が合法的に政権・議会に干渉出来るのに、内閣、枢密院、選良、貴族院、軍部以外の官僚も、法的に軍部に干渉出来ない状況を変えないと…
明治憲法改憲で統帥権・帷幕上奏権の変更、陸海軍官制の改定で陸海軍大臣現役武官制廃止、文官制の制定。
三権分立は近代法の常識だが、プロイセン・ドイツ帝国憲法と明治憲法は、三権分立の外に帷幕上奏権がある。
その上、大臣現役武官制があると手がつけられない。