>>114
1)から3)についてリンデマン艦長は、同日の日誌に「彼らなら実戦を苦もなくやり遂げてくれるだろう。
ここに至ってようやく、ビスマルクの戦闘力と乗員の到達した練度によって相手がたとえどのような敵で
あろうとも、少なくとも同等の力があると我々皆が確信を抱くに至った」と書いてる。
それ以前にも「「間近に迫った任務のため、時間はまったくすべて艦の訓練に利用しつくされた」(4月1日-
4月15日)と書いてる。

4)はビスマルク級の設計に当たってユトランド沖海戦後の砲戦距離の遠距離化と、航空爆弾の進化や
ロケット弾の出現に対する配慮がなされたことが、同時代の機密資料に書いてあってWikipediaでも引用されてる。

5) 「スイスチーズ」という表現を用いたのは英海軍の報告書ではなくて元乗員、Josef Statzが至近距離から
14インチ砲弾に撃たれた司令塔を指して用いたもの。砲塔ではない。

6) ビスマルクの司令塔は重防御区画だし、戦闘中に使用するA通信室とB通信室はいずれも主装甲甲板の下、
320mm装甲帯の内側(全17層に分かれた艦内の13層目と14層目)にあって、問題になるどころか生還者まで出してる。
7) ビスマルクの水中防御は液層防御一層ではなくて、空層と合わせた二層構造。なお15インチ砲搭載艦で比較
した場合、リシュリュー級の最大7メートルに次ぐ最大5.4メートルの幅も確保している。

8) ビスマルクの艦尾には魚雷の他、複数の16インチ砲弾が命中したことを無視した記述。
他にはプリンツ・オイゲンだって潜水艦の魚雷を受けた艦尾は折れ曲がったが、取れはしなかったし。