>>923
 そうですね。
 TBMがどの程度の降下角度で銃撃したのかも不明ですが、
急降下爆撃機が60〜70°とすれば緩降下はこれ未満です。
 仮に40°の降下角で銃撃したとして水中潜進距離4.7mなら深度3mの魚雷にならば到達します。
 潜進距離は弾丸質量に比例すると共に比例ほどではないにしろ撃速が大になるほど大。
 反面、投影面積に反比例している様子があります。

 三八式の制式弾は撃速750m/s付近で破壊されてしまいますが、
これは鉛身を持つためでより頑丈な弾丸なら高い撃速に耐えることがわかっています。
 初速880m/s、弾丸重量45gのM2の徹甲実包ならあるいは? と思わせるものは無くも無い。

 矢矧は2隻の空母への魚雷命中を観測していますから、
こじつければこの爆発が銃撃によるものと言えないことも無い。
 でもこれは魚雷の調停深度が3m程度の浅めに設定されていて、
TBMが40°程度の緩降下爆撃に匹敵するような角度で銃撃したなどのかなり限定された条件下の場合ですね。