>>849
誰か貼るだろうと思ってたけど、なかなか出てこないので全文転載してみる。

(画像)
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO5643712005032020PP8001-PN1-7.jpg?auto=format%2Ccompress&;ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.2.0&s=af3a2215d2ab424e7e8fb70728bd110d

政府は航空自衛隊が2030年代半ばに導入する「次期戦闘機」の開発に関し、日米共同で取り組む方向で調整に入った。
共同開発でも「日本主導」の方針を維持するため、日本が開発費の大半を負担する。これにより基幹部分を開発し、
将来的に機体を自由に改修できる優位性を保つ。同時期に新型戦闘機の計画を持つ英国との関係は技術協力にとどめる。
年内に正式決定する。

次期戦闘機は30年代に退役する「F2」戦闘機の後継機となる。18年末の中期防衛力整備計画(中期防)には「国際協力を視野に、
わが国主導の開発に早期に着手する」と明記し、日本の防衛産業が中心になって数兆円規模の計画を進めるとした。
政府は20年度予算案に開発費を計上し、計画を本格始動させる。

政府は(1)国産(2)国際共同開発(3)既存機の改修――のいずれかから開発形態を選ぶとしていた。昨年夏ごろから
共同開発を想定して米国や英国と本格的に協議を進め、どちらを選ぶかが焦点となった。米国ではロッキード・マーチンや
ボーイング、英国はBAEシステムズが連携先の候補に挙がり、どのような開発が可能か情報提供を得た。

日米共同開発の方向性が定まった背景には、自衛隊と米軍の協力関係の深化がある。日米の共同訓練は回数や
中身が拡大しており、より高度な戦術ネットワーク機能などを米軍と共有する必要がある。防衛省は19年末に示した
次期戦闘機のコンセプト案に米国とインターオペラビリティー(相互運用性)を確保すると記した。将来の戦闘の高度化を
見据えた改修の自由度も最優先課題とした。
(続く)