サウジ1000万バレル超えの増産計画と関係者−「価格戦争」突入も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-07/Q6UIDUDWRGG401
>石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が減産強化で合意に至らなかったことを受け、
>サウジアラビアは日量1000万バレルを十分上回る増産を4月に計画している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

>関係者が匿名を条件に語ったところでは、サウジ当局者は一部の市場参加者に対し、
>必要な場合には大幅な増産が可能であり、過去最大の日量1200万バレルまで増やすこともできると非公式に述べたという。

>サウジの考えをよく知る関係者によれば、
>同国はまず4月に現行の日量約970万バレルから1000万バレルを超える水準まで増産する可能性が高い。

>新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、原油需要が損なわれる状況で、
>サウジが供給拡大に動けば国際原油市場が混乱する恐れがある。

>一方、サウジの国営石油会社サウジアラムコが4月の極東と米国、欧州向け代表油種の公式販売価格(OSP)について、
>少なくとも過去20年で最大の値下げに踏み切ることも7日分かった。
>同国産原油の販売を可能な限り増やし、シェアを奪う狙いがありそうだ。

>ブルームバーグが内容を確認した発表資料のコピーによれば、
>アジア向けOSPをバレル当たり4−6ドル、米国向けは同7ドル引き下げる。
>アジア顧客向けのアラブ・ライト原油の価格は6ドル下がり、中東産原油の指標価格を3.10ドル下回る価格に設定される。
>サウジアラムコに取材を試みたが、価格変更に関するコメントはこれまでのところ得られていない。

>OPECプラスが現在実施している合計日量210万バレルの協調減産は3月末が期限となる。
>OPECは4−6月(第2四半期)に限定し、さらに日量150万バレルの減産を提案したが、
>ロシアなど非OPEC産油国の同意は得られなかった。

>石油コンサルタントFGEの中東担当マネジングディレクター、
>イマン・ナセリ氏は「サウジは今やまさに全面的な価格戦争に突入しようとしている」と指摘。
>商品ヘッジファンドの匿名の運用担当者も「原油市場で宣戦布告したのも同じ」との見解を示した。
(以下略)

サウジさんブチギレモードへ (;・∀・)