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「一番から八番、魚雷発射!」
「一番から八番、魚雷発射!」
「カイエダ。君たちの海軍は専守防衛を旨とするのではなかったか?」
「ご安心くださいライアン大佐。我が国の禁じる武力行使は国際紛争を解決する手段としてのものです」
「……つまり、これは国際紛争を解決しない目的であると?」
「その通りです。その為の武力行使を縛る如何なる条文も、我が平和憲法には存在しないのです」
「」
「いずれにせよ我が国の憲法を読む限りにおいて、平和を愛する諸国民とは認められぬ存在は、この地上はもちろん海上にも居場所はない」
「」
「我ら日本国民はこの崇高な目標を国家の名誉にかけ全力で達成する。そう運命付けたのは、あなた方アメリカ合衆国でもある」
「」
「見届けると良いでしょう、ライアン大佐。平和国家の戦いというものを」