重要なのは『自警団』を作中で如何に活かすかであって、ここで思考実験を繰り返す事ではないぞ? 仮に公的な民兵組織を作中でリアルに創設したとして、それをどのように扱いたいのか。
たとえは労組のように、自警団の上位団体となる連帯組織を作中に出し、そこの責任者となった人間が政治家に転身した結果、自警団が親衛隊のようになっていく過程を描いて、日本版ヒトラーを誕生させるとか。

これは兵器であっても同じことだけど、面白いアイデアを思い付いても、それ自体が自己目的化しているようではいけない。あくまでストーリーを動かすギミックとして使いこなさなくては。それが作者の腕の見せどころだよ。