>>869
T-4の開発では、エンジン、機体ともに全く新規開発であったため、コストコントロール手法を100%有効に適用できたこと、開発当初から、大幅な設計変更、スケジュール変更がなく、要求性能に適合した設計手法を採用できたこと、
官民(主契約会社、協力会社、専門会社)合同のコスト分科会による活動体制を確立したこと、設計部門のみならず、生産技術、資材調達部門等の関係者のコストダウン意識が高かったこと、
材料入手の困難、人件費の大幅なアップ等の大きな経済変動がなかったこと等が、コストコントロール活動が成功した主要因である

防衛庁技術研究本部五十年史より