>>137
(続き)

【空戦は総合力】
現代の空戦は個別の戦闘機の能力で決まるわけではない。早期警戒管制機(AWACS)や電子戦支援機などの支援体制、
レーダー性能、ミサイル性能、ステルス能力を加味した総合力で決まる。機体軽量化に不可欠な複合材の加工技術と成形技術、
センサー技術やフェイズド・アレイ・レーダー、戦闘機用エンジンで日本は世界大手と肩を並べたと言われるが、
実戦でどれだけ使えるかは不透明なままだ。

ミサイルやレーダーの技術は年々、進歩する。中東や太平洋、大西洋まで世界全土に展開する米軍機と、南西諸島沖合や
日本海で中国戦闘機などと戦いが予想される空自機では、飛行機やミサイルに求める性能が異なる。
日本独自の要求を満たす戦闘機を作るのは、国産主導機が最適なのは言うまでもない。

【発言権】
国産主導機なら日本メーカーの開発した新ミサイルや新電子兵器も容易に搭載・交換できるが、米製や米主導開発機の場合は
改造に新たな時間とコストがかかり、結果的に“間に合わない兵器”と化してしまう可能性もある。

装備のハイテク化、電子化が進むにつれ米など軍事先進国は必要情報をブラックボックス化し、日本企業が技術を習得できる
機会は狭まっている。独自技術や強みがないと共同開発しても日本側に発言権がなく、米の言いなりになるおそれが多い。
担当者は今後が正念場だ。
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結局、「外国企業が参加する=共同開発」という捉え方しかしとらんのだな。
最初から「100%国産」なんて誰も目指していない概念を持ち出しちゃってるし。

「何をもって日本主導とみなすか」があいまいと言っているが、防衛装備庁が
はっきりと「将来的に日本が自由に改修をできること」という基準を出していたはずだが。

F-2開発時の飛行制御ソフトだって結局は日本側が開発したのに、なぜか、
F-2の時と似た構図になる可能性ガー!とか言ってるし。
そうならないように、注意深く準備を進めていることを全く知らないのだろうか。