>>13
その資料の記述では、レーダーの探知データと、ESMの探知データは、統合されていないのでは?
両者を統合するには、レーダーと同様に、ESMの探知データもミッション・コンピュータに
供給される必要があるはず。

下記の引用箇所によれば、統合電子戦システムはESM、ECM、CMD、EWCで構成されていて、
ESMの探知データは制御用コンピュータであるEWCで処理されて、ECMとCMDを作動させる、
ということでは。

統合電子戦システムに関して、ミッション・コンピュータが処理するのは、MFDへの表示と、
システムの操作の入力に限られるのでは。

>レーダで捕捉した目標の情報はデータバスを介してミッション・コンピュータに供給され
>火器管制計算に用いられる.また,レーダ・ビデオ信号は後述の MFDに供給され表示される.

>電子戦系統は,脅威を探知するESM,脅威に対して電子的妨害を行うECM,チャフ等の散布により
>機械的妨害を行うCMD,及び制御用コンピュータである電子戦コントローラ (EWC) から構成
>される統合電子戦システムとした.火器管制レーダと同様に,電子戦関連の操作・表示も基本的に
>MFD及びスロットル/スティック上のスイッチにより行えるようにした.