これを既に読まれた方、評価をお願いいたします。




オペレーション雷撃
山下裕貴

日本最西端の島に漂着した一隻の潜水艇。
孤島に強行着陸した「琉球独立団」を名乗る謎の武装組織。
彼らが狙うのは、そう、〈あの島〉――。
国防最前線を知り尽くした自衛隊元陸将が初めて書き下ろしたシミュレーション小説!
二つの軍事作戦をめぐり、台湾海峡に緊張をはらむ中、米中、そして日本の暗闘が始まる。
迫真の諜報・特殊作戦スペクタルロマン。

電磁攻撃によって、宮古島と石垣島の間に浮かぶ孤島・多良間島を占拠した謎の武装組織は何を目指しているのか。
東京、沖縄、北京、大連、さらにはアフリカ・エチオピア、ジブチを舞台に、日本、中国、米国各政府の思惑を同時進行的に描く。
アメリカ大統領選をめぐる混迷、緊張感を増す台湾海峡の情勢――。
風雲急を告げる現実世界との類似も感じさせながら、陸上自衛隊の緻密な戦略分析、政府の意思決定手続きなど、特殊作戦群の創設にもかかわった著者ならではの記述が冴える。

【著者略歴】
1956年、宮崎県生まれ。1979年、陸上自衛隊入隊。
自衛隊沖縄地方協力本部長、東部方面総監部幕僚長、
第三師団長、陸上幕僚副長、中部方面総監などの
要職を歴任。特殊作戦群の創設にも関わる。
2015年、陸将で退官。
現在、千葉科学大学及び日本文理大学客員教授。
本書が初めての書き下ろし小説である。