ベストな一冊ならレン・デイトンの戦闘機 英独航空決戦ってやつが一番ではあるな

飯山もハウも現場の様子の記述が多くてパイロット達や戦場がどんな雰囲気だったのかは割とイメージできるし戦況もわかりはするが
デイトンの本は組織としての英独空軍がどうだったのかも詳細になってて読み応えがある

デイトンの本が戦間期の英独空軍の構築をライト兄弟まで遡って解説してる一方でWW2のBOBまでのノルウェー戦やフランス戦にはあまり触れてないのに対して
ハウはもうちょっとシンプルなWW1期と戦間期の解説とフランス戦等のBOBまでのWW2の経緯を若干記述していて
飯山もポーランド戦からBOBまでの若干の記述があるので
WW2の緒戦にそこまで詳しくない人が読んでもBOBまでの経緯が理解できるようになってるのは親切

飯山とハウの本の内容は基本的に似通ってるけど全体的には飯山の方が手軽でハウの方が詳しい
プラモとゲームとかアニメの付随知識としてBOB全体の内容が知りたいくらいなら飯山の本は相性がいいと思う
歴史や戦史に興味があってBOBをガッツリ調べたいと言うほどではないけど
第二次世界大戦の全般に詳しくなりたいと思ってるならハウの本が丁度いいかな