池田嘉郎「ロシア革命ー破局の八ヶ月」未読ならまず。
帝政がコケた後始末をせざるを得なくなった臨時政府が、国内破局と国外軍事的破滅に締め上げられて立ち行かなくなるまでを短く纏めている。
軍事史じゃないが、政治革命が内戦に直結する前段階としての大前提を抑えなくちゃこの件どうにもならん。
ボリシェヴィキ視点では、チャイナ・ミエヴィル「オクトーバー」、一般民衆視点では、長谷川毅「ロシア革命下ペトログラードの市民生活」(古い名著で、いまえらく高いが…)を読み合わせるとなお良し。