うーむ、今日一日なんか沙村広明の漫画見てて、やっぱり年上のお姉さんがええなあと再確認した


「あ、先輩、科室、閉めますよ?」
「ええ、あれ、もうこんな時間?」
夕闇の迫る水曜日、いつものように科室の窓際の古ぼけた椅子に腰かけた先輩
ショートヘアに小さなイヤリングが似合ってる

「ザウ君、君、バイトじゃなかったっけ?」
「いえ、今日は違いますよ」
僕はコーヒーポットをざっと洗いながら、何だかドキドキした

「どう、ちょっと三の宮まで、付き合わない?」
「ええ!喜んで!」
思わず、うわずっと声が出た
先輩が、クスリ、と笑った