次期戦闘機が対空戦闘能力重視を打ち出したことにより
空自の練習機が目指す方向性も見えてきた

まず戦闘機の複座訓練型を練習機代わりに使うという現行体制は改変確定
F-35A/Bには複座型がないしF-3は防空任務配備が最優先なので練習機には使えない
F-2BやF-15DJに代わって戦技訓練まで担える練習機が必要

よって単純なT-4再生産という可能性は無くなったと考えてよい
T-4を高等練習機にするには飛行性能は十分ながら相当に大幅改装しないと使えないので
費用的にも時間的にも新規開発並になるのは確実なので基本的に間に合わない
T-4がリバイバルされる可能性は無い

現行T-4は2030年前後に後継機を用意するのが望ましい
但し現行のT-4のように中等・高等兼用練習機である必要は必ずしもない
中等・高等兼用および高等練習機は時間的に開発が間に合わない
候補としてはT-7AやM-346あたりが有力候補になる
ただし高等と中等を分割した場合は中等練習機は国内開発の時間的余裕は出てくる

次期初等練習機は国内開発と外国機導入の両方の可能性はある
ただ日本メーカーが提示できる案はT-5/T-7系の改修機程度か?
場合によっては次期初等練習機が現行T-4の一部担当範囲を肩代わりする可能性もアリ