開発案件というのは技術的・資金的に可能かどうか同じくらい
やろうとしてるか、やるタイミングが大事

タイミングが悪いと色々と問題が起き思わぬ騒動になったりする
F-2の前身計画だったFSX計画は最初は外国機導入しか選択肢が無かった
それがF-1の機体寿命見直しで開発する時間ができた
そこで持ち上がったのが国産FSX開発案だったがエンジンだけは外国製だった
ちょうどアメリカの対日警戒感が強かった時期なので思わぬ政治問題化した

逆に今回の時期戦闘機は全てにおいてタイミングが良かった
海外機に日本が求める性能の戦闘機がなく米国の対日警戒感も非常に薄かった
そして技術的にもXF9-1ができるなど技術的な条件も揃っていた
そして何よりも十分な開発期間を確保できるタイミングに恵まれた

T-4後継機に関してはタイミングを逸してしまった
最良のタイミングは2010〜2020年位が最も良いタイミングであった
ちょうどT-4の老朽化とF-35導入というタイミングに合わせることができた
それが諸々事情でT-4後継機開発の機会を逃してしまった
そうこうしてるうちに次期戦闘機開発がスタートしてしまいT-4の老朽化が顕著になりはじめた
そしてF-35とF-3体制に合わせた練習機を開発する時間を失ってしまった