>>81

しかし、海外機で現在生産/開発中の西側ジェット練習機は
ホーク(英)M-345/346(伊)T-7A(米)T-50(韓)の四機種しかない。
台湾のAT-5雄鷹とチェコのL-39NGは微妙…となると、その四機種から空自の要求と日本の環境にマッチングしそうなのはどれ?ということになる。

まず、ホークは設計が古いうえに、エンジンがかつて煮え湯を飲まされたアドーアという点で落選。
M-345は直線翼なのはいいとして基礎設計がS-211なのが微妙。
M-346は双発なのはありがたいが、欧州機はメートル法で設計しているので、ヤードポンド法に慣れた日本の工場や整備現場の問題が。
T-7Aは単発もそうだが、A/B付きのエンジンが騒音問題でトラブルのもとになる可能性があり、また訓練システム一式の輸入になり、日本の環境、要求に適合するかどうかが未知数で、コスト次第ではイージスアショアに二の舞になる可能性がある。
T-50はロッキードマーチンという時点でおそらくアウト(笑)

まぁ、”団栗の背比べ”なわけで、『満点にはならない』選定になるのが容認できるかどうかでしょうな。
それが現実だと割り切るのも必要ではあろうが。