南雲長官はもっと評価されるべき(39代目)
前スレ
[38代]南雲忠一中将を再評価するスレ(散)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1573984378/
(>>107〜 通常爆弾の威力の章、>>487〜 米空母の夜間行動考察の章)
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
支隊スレは、お亡くなりに・・・靖国で会おう!
南雲忠一中将を再評価するスレ(機)
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
1GF長官
2020/06/17(水) 23:59:55.20ID:fdkkK6U583GF長官
2020/07/12(日) 22:25:30.87ID:TdHG2wBZ >>82の続き
こんな事情だったようです。
原文には「incredible negligence(信じられない怠慢)」とあるので、
筆者は、エンタープライズのTF16司令部幕僚側の責任とみなしているようです。
というわけで、「命令違反」というのは、本職の早とちりだったようで訂正します。
ミッチャーにとっては、とばっちりだったのか?
マーク、ごめんぬ
いずれにせよ分散進撃や、意思疎通など、米海軍組織の問題点が
色々集約された事例だと思います。
こんな事情だったようです。
原文には「incredible negligence(信じられない怠慢)」とあるので、
筆者は、エンタープライズのTF16司令部幕僚側の責任とみなしているようです。
というわけで、「命令違反」というのは、本職の早とちりだったようで訂正します。
ミッチャーにとっては、とばっちりだったのか?
マーク、ごめんぬ
いずれにせよ分散進撃や、意思疎通など、米海軍組織の問題点が
色々集約された事例だと思います。
84GF長官
2020/07/13(月) 23:26:50.66ID:fmhQEfHP >>73の続き
というわけで、この件は、結果的に
「ホーネットのミッチャー艦長は、スプルーアンス少将の
命令に違反して、SBDに1千ポンド爆弾を携行させた」
ことになりましたが、
それは故意によるものではなくて、
意思疎通の不足が原因ということになりそうです。
というわけで、この件は、結果的に
「ホーネットのミッチャー艦長は、スプルーアンス少将の
命令に違反して、SBDに1千ポンド爆弾を携行させた」
ことになりましたが、
それは故意によるものではなくて、
意思疎通の不足が原因ということになりそうです。
85GF長官
2020/07/13(月) 23:28:11.72ID:fmhQEfHP >>84の続き
ちょうど、日本側で言うと、
大和が「敵空母ラシキ呼出符号」を傍受したとき、
赤城に転電するかどうかで問題になった状況と
よく似ていますね。
米機動部隊における各空母の独立性が、どの程度許されているのか、
いまひとつよく分かりませんが、攻撃命令を伝える段階で、
兵装の話を飛ばすことは、考えにくいですけどねぇ
ちょうど、日本側で言うと、
大和が「敵空母ラシキ呼出符号」を傍受したとき、
赤城に転電するかどうかで問題になった状況と
よく似ていますね。
米機動部隊における各空母の独立性が、どの程度許されているのか、
いまひとつよく分かりませんが、攻撃命令を伝える段階で、
兵装の話を飛ばすことは、考えにくいですけどねぇ
86GF長官
2020/07/13(月) 23:29:38.52ID:fmhQEfHP >>85の続き
真相は謎のまま、とにかくスプルーアンス少将が、
ミッチャーに対する信頼を失ったことは間違いないでしょう。
しかし、これまでのミッドウェー海戦の経過を見ても、
スプルーアンス少将に、空母戦闘の”センス”を感じることは
あまりありませんね。
真相は謎のまま、とにかくスプルーアンス少将が、
ミッチャーに対する信頼を失ったことは間違いないでしょう。
しかし、これまでのミッドウェー海戦の経過を見ても、
スプルーアンス少将に、空母戦闘の”センス”を感じることは
あまりありませんね。
87GF長官
2020/07/13(月) 23:32:56.61ID:fmhQEfHP >>86の続き
例えば、前日の日本空母に対する第一次攻撃隊について、
エンタープライズ隊は、全力出撃を企図しましたが、
その方法は、SBD隊の半分を先に発進させる
↓
母艦上空で旋回しながら待機させておく
↓
飛行甲板上で、残り半分を整列させる
↓
発艦した後合同し、進撃開始
はっきり言って、時間の無駄、燃料の無駄でしか無い。
スプルーアンスの指示ではないかもしれんけど。
例えば、前日の日本空母に対する第一次攻撃隊について、
エンタープライズ隊は、全力出撃を企図しましたが、
その方法は、SBD隊の半分を先に発進させる
↓
母艦上空で旋回しながら待機させておく
↓
飛行甲板上で、残り半分を整列させる
↓
発艦した後合同し、進撃開始
はっきり言って、時間の無駄、燃料の無駄でしか無い。
スプルーアンスの指示ではないかもしれんけど。
88GF長官
2020/07/13(月) 23:34:16.09ID:fmhQEfHP >>87の続き
対するホーネットは、巡航速度の遅い順に、
雷撃隊→艦爆隊→戦闘機隊と発艦させ、
進撃途上で合同させるという合理的な方法を選択しています。
航法計算を誤っていたので、意味なかったですが・・・
対するホーネットは、巡航速度の遅い順に、
雷撃隊→艦爆隊→戦闘機隊と発艦させ、
進撃途上で合同させるという合理的な方法を選択しています。
航法計算を誤っていたので、意味なかったですが・・・
89GF長官
2020/07/14(火) 23:00:53.71ID:1rjnvoiz >>88の続き
ただし、これらが明らかになるのは、帰投後の話であって、
ひとまず、エンタープライズとホーネットから
SBD計58機が発進した。
北西へ向かって、正面30浬の索敵線を展開して
飛行しましたが、炎上する日本空母を見つけることは
出来なかった。
ただし、これらが明らかになるのは、帰投後の話であって、
ひとまず、エンタープライズとホーネットから
SBD計58機が発進した。
北西へ向かって、正面30浬の索敵線を展開して
飛行しましたが、炎上する日本空母を見つけることは
出来なかった。
90GF長官
2020/07/14(火) 23:01:51.69ID:1rjnvoiz91GF長官
2020/07/14(火) 23:02:28.78ID:1rjnvoiz >>90の続き
1千ポンド爆弾搭載での行動半径が250浬でしたから、
ホーネット機の大半は、そこまで進出せずに途中で引き返し、
エンタープライズより早く帰投した。
その結果、スプルーアンス少将の不信を招いたのでしょう。
1千ポンド爆弾搭載での行動半径が250浬でしたから、
ホーネット機の大半は、そこまで進出せずに途中で引き返し、
エンタープライズより早く帰投した。
その結果、スプルーアンス少将の不信を招いたのでしょう。
92GF長官
2020/07/16(木) 23:42:12.21ID:etDr7dog >>91の続き
敵を発見できず、SBD隊は帰途に就きますが、
その途中、”香取クラスの巡洋艦1隻”を発見した。
これは陽炎型駆逐艦の谷風で、
第十七駆逐隊として機動部隊護衛の任に就いていましたが、
6月6日朝、空母鳳翔の九六艦攻が漂流中の飛龍を発見したことを受け、
南雲長官が「飛龍の雷撃処分」を谷風に命じて派遣したのです。
敵を発見できず、SBD隊は帰途に就きますが、
その途中、”香取クラスの巡洋艦1隻”を発見した。
これは陽炎型駆逐艦の谷風で、
第十七駆逐隊として機動部隊護衛の任に就いていましたが、
6月6日朝、空母鳳翔の九六艦攻が漂流中の飛龍を発見したことを受け、
南雲長官が「飛龍の雷撃処分」を谷風に命じて派遣したのです。
93GF長官
2020/07/16(木) 23:43:24.36ID:etDr7dog >>92の続き
しかし、飛龍はすでに沈んでしまった後だったので、
発見することはかなわず、谷風も帰途に就いたところだった。
海と空、ともに飛龍を探し求めて空振りに終わったもの同士が
遭遇したことになります。
駆逐艦1隻 VS SBD58機
どう見ても、なぶり殺しの未来しか見えませんが、
なんと谷風は生還したのです。
しかし、飛龍はすでに沈んでしまった後だったので、
発見することはかなわず、谷風も帰途に就いたところだった。
海と空、ともに飛龍を探し求めて空振りに終わったもの同士が
遭遇したことになります。
駆逐艦1隻 VS SBD58機
どう見ても、なぶり殺しの未来しか見えませんが、
なんと谷風は生還したのです。
94GF長官
2020/07/16(木) 23:44:08.14ID:etDr7dog >>93の続き
投下された爆弾をすべて回避して、命中弾無し!
ネ申操艦ですね。
駆逐艦長は勝見基(かつみもとい)中佐。
米沢出身の海兵49基なので、南雲長官の後輩ですね。
潜水艦長と駆逐艦長を歴任しており、水雷屋魂が受け継がれていたようです。
かぁーっ! こいつぁまいったぁ!
投下された爆弾をすべて回避して、命中弾無し!
ネ申操艦ですね。
駆逐艦長は勝見基(かつみもとい)中佐。
米沢出身の海兵49基なので、南雲長官の後輩ですね。
潜水艦長と駆逐艦長を歴任しており、水雷屋魂が受け継がれていたようです。
かぁーっ! こいつぁまいったぁ!
95GF長官
2020/07/17(金) 23:14:11.69ID:9TwP2PzC >>94の続き
谷風無双については、アメリカ側も称讃しており、
「勝見基中佐は操艦の第一人者だった。
米軍機の投下する爆弾が、雨のように落ちてくる中で、
妬ましいほどの巧妙さで駆逐艦谷風を操縦した。
これら飛行機の爆弾の全部が、ただ一隻の駆逐艦めがけて
投下された。しかし、勝見はその全部を見事に回避してしまった。
谷風無双については、アメリカ側も称讃しており、
「勝見基中佐は操艦の第一人者だった。
米軍機の投下する爆弾が、雨のように落ちてくる中で、
妬ましいほどの巧妙さで駆逐艦谷風を操縦した。
これら飛行機の爆弾の全部が、ただ一隻の駆逐艦めがけて
投下された。しかし、勝見はその全部を見事に回避してしまった。
96GF長官
2020/07/17(金) 23:15:07.55ID:9TwP2PzC >>95の続き
唯一の損傷といえば、一発の至近弾の破片が三番砲に命中し、
爆発のため6名の砲員全部が戦死したことである。
谷風は航海を続け、日没直後、艦隊に合同することができた」
(『逆転』ウオルター・ロード/著)p241
勝見艦長は、艦橋の窓から身を乗り出して、降下針路を見極め、
回避運動を指示していたようです。
唯一の損傷といえば、一発の至近弾の破片が三番砲に命中し、
爆発のため6名の砲員全部が戦死したことである。
谷風は航海を続け、日没直後、艦隊に合同することができた」
(『逆転』ウオルター・ロード/著)p241
勝見艦長は、艦橋の窓から身を乗り出して、降下針路を見極め、
回避運動を指示していたようです。
97GF長官
2020/07/17(金) 23:15:45.38ID:9TwP2PzC >>96の続き
先に紹介した通り、エンタープライズ隊とホーネット隊とでは、
進出距離が異なっていたため、58機いっぺんに攻撃してきた
わけではありません。
戦史叢書(p489)によれば、
谷風は、1507時(26機)と1545時(6機)の二回、
敵艦爆の攻撃を受けている。
先に紹介した通り、エンタープライズ隊とホーネット隊とでは、
進出距離が異なっていたため、58機いっぺんに攻撃してきた
わけではありません。
戦史叢書(p489)によれば、
谷風は、1507時(26機)と1545時(6機)の二回、
敵艦爆の攻撃を受けている。
98GF長官
2020/07/17(金) 23:16:29.00ID:9TwP2PzC >>97の続き
SBDの内訳は、
エンタープライズ隊 32機(500ポンド爆弾)
ホーネット隊 12機(500ポンド爆弾)
21機(1千ポンド爆弾)
計65機ですが、58機の資料も有り。
1507時が先に反転したホーネットの1千ポンド搭載機で、
1545時が残りの機体だと思われます。
至近弾を浴びたのは1507時の方で、なんと対空射撃により
SBD1機を撃墜していますね。
SBDの内訳は、
エンタープライズ隊 32機(500ポンド爆弾)
ホーネット隊 12機(500ポンド爆弾)
21機(1千ポンド爆弾)
計65機ですが、58機の資料も有り。
1507時が先に反転したホーネットの1千ポンド搭載機で、
1545時が残りの機体だと思われます。
至近弾を浴びたのは1507時の方で、なんと対空射撃により
SBD1機を撃墜していますね。
99GF長官
2020/07/18(土) 19:57:16.37ID:Vt8IHpno >>98の続き
さらに驚くべきことには、谷風が相手をしたのは、
空母SBD隊だけではなかった。
これらドーントレスがやってくる前に、
ミッドウェー基地から発進したB−17(7機)が谷風を攻撃。
計56個の爆弾を投下したが命中無し。
続けてSBD襲撃の後に、またしてもB−17(5機)が飛来、
計28個の爆弾も命中無し。
さらに驚くべきことには、谷風が相手をしたのは、
空母SBD隊だけではなかった。
これらドーントレスがやってくる前に、
ミッドウェー基地から発進したB−17(7機)が谷風を攻撃。
計56個の爆弾を投下したが命中無し。
続けてSBD襲撃の後に、またしてもB−17(5機)が飛来、
計28個の爆弾も命中無し。
100GF長官
2020/07/18(土) 19:57:47.44ID:Vt8IHpno101GF長官
2020/07/18(土) 19:58:21.36ID:Vt8IHpno >>100の続き
基地の戦時日誌には、1800時(日本時間1500時)の報告として、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=035
V92 reports finding only one cruiser.
Scored only near misses.
「敵巡洋艦1隻を発見して攻撃、すべて至近弾(命中無し)」
かくして、谷風はその名を歴史に刻んだのです。
基地の戦時日誌には、1800時(日本時間1500時)の報告として、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=035
V92 reports finding only one cruiser.
Scored only near misses.
「敵巡洋艦1隻を発見して攻撃、すべて至近弾(命中無し)」
かくして、谷風はその名を歴史に刻んだのです。
102GF長官
2020/07/20(月) 23:19:30.55ID:cNAvpq8j103GF長官
2020/07/20(月) 23:20:14.52ID:cNAvpq8j >>102の続き
「スプルーアンス司令官は、ただでさえ不足している航空部隊を
これ以上失うことにないよう、航法支援のために誘導用ビーコン
を出すとともに、艦隊上空に向けて探照灯を点灯するように命じた。
また着艦支援のために両空母には、飛行甲板を照射するよう
指示している。
これらの措置のおかげで、米軍の攻撃隊は不慣れな夜間着艦で
一機も事故を起こさず、全機が無事に帰艦した」
(『歴史群像日米空母決戦ミッドウェー』)p176
「スプルーアンス司令官は、ただでさえ不足している航空部隊を
これ以上失うことにないよう、航法支援のために誘導用ビーコン
を出すとともに、艦隊上空に向けて探照灯を点灯するように命じた。
また着艦支援のために両空母には、飛行甲板を照射するよう
指示している。
これらの措置のおかげで、米軍の攻撃隊は不慣れな夜間着艦で
一機も事故を起こさず、全機が無事に帰艦した」
(『歴史群像日米空母決戦ミッドウェー』)p176
104GF長官
2020/07/20(月) 23:21:14.88ID:cNAvpq8j >>103の続き
こういう話は美談として語られることになりますが、
一歩間違えば、敵潜水艦をおびき寄せることになってしまう。
一説には、小澤長官もマリアナ沖海戦の前日に同じことをやって、
パラワン水道の悲劇(愛宕、摩耶沈没)につながったと言われるくらいです。
ここでもやはり、スプルーアンス少将は、”運の良い男”だったのでしょう。
こういう話は美談として語られることになりますが、
一歩間違えば、敵潜水艦をおびき寄せることになってしまう。
一説には、小澤長官もマリアナ沖海戦の前日に同じことをやって、
パラワン水道の悲劇(愛宕、摩耶沈没)につながったと言われるくらいです。
ここでもやはり、スプルーアンス少将は、”運の良い男”だったのでしょう。
105GF長官
2020/07/21(火) 22:29:59.06ID:F/8Z9Wpa >>104の続き
SBD隊の夜間収容に関しては、
1機海上に不時着したが、搭乗員は救助されたという説もあります。
いずれにせよ、米空母にとっては、実戦初の夜間着艦になるので
上出来と言って良いでしょう。
SBD隊の夜間収容に関しては、
1機海上に不時着したが、搭乗員は救助されたという説もあります。
いずれにせよ、米空母にとっては、実戦初の夜間着艦になるので
上出来と言って良いでしょう。
106GF長官
2020/07/21(火) 22:30:40.98ID:F/8Z9Wpa >>105の続き
とはいえ、初めての経験、しかも夜間ともなれば、
想定外のことが色々と起こるものです。
1ヶ月前の珊瑚海海戦では、日本側の艦爆が、誤ってヨークタウンに
着艦しそうになったこともありました。
とはいえ、初めての経験、しかも夜間ともなれば、
想定外のことが色々と起こるものです。
1ヶ月前の珊瑚海海戦では、日本側の艦爆が、誤ってヨークタウンに
着艦しそうになったこともありました。
107GF長官
2020/07/21(火) 22:31:28.65ID:F/8Z9Wpa >>106の続き
今回はというと、
「エンタープライズの発着艦指揮官リンゼー大尉は、2機、3機と
帰って来る機体を数えながら、機数を数え間違ったのかと思った。
”あと何機だ?”
と、彼が助手に聞くと、
助手は
”私にも分かりません。すでに5機多く収容しました”」
(『ミッドウェーの奇跡』下巻)p163
今回はというと、
「エンタープライズの発着艦指揮官リンゼー大尉は、2機、3機と
帰って来る機体を数えながら、機数を数え間違ったのかと思った。
”あと何機だ?”
と、彼が助手に聞くと、
助手は
”私にも分かりません。すでに5機多く収容しました”」
(『ミッドウェーの奇跡』下巻)p163
108GF長官
2020/07/21(火) 22:32:17.92ID:F/8Z9Wpa >>107の続き
ま、まさか・・・
「すぐに収容した機体にミートボールが描いてないか確かめろ!」
「ジャップの斬り込みだ、総員、白兵戦用意!」
とはなりませんでした。
真相は、ホーネット機がエンタープライズに着艦していたため、
発艦数より多くなってしまったようです。
やれやれだぜ
ま、まさか・・・
「すぐに収容した機体にミートボールが描いてないか確かめろ!」
「ジャップの斬り込みだ、総員、白兵戦用意!」
とはなりませんでした。
真相は、ホーネット機がエンタープライズに着艦していたため、
発艦数より多くなってしまったようです。
やれやれだぜ
109GF長官
2020/07/23(木) 22:22:01.34ID:40WieLKD >>108の続き
これで6月6日が終了しました。
振り返ってみますと、
(A)5日の夜には、日本軍との遭遇戦を避けるために東方に避退
↓
(B)夜中に反転して西へ向かう時期が遅く、6日朝の時点で、
ミッドウェー島ライン(西経177度線)よりも東側に居た。
(註)前日(5日)に、最も西へ進出したのが西経177度線
↓
(C)黎明時から索敵を実施せず、友軍潜水艦情報を得て、
西方の日本巡洋艦追撃に向かった。
↓
(D)基地PBYから日本空母発見の報告が入ったが、
彼我の距離が遠く、午後まで攻撃隊を発進できなかった。
↓
(E)午後3時(現地時間)になって、ようやく攻撃隊発進。
目標を発見できずに帰投。夜間収容
これで6月6日が終了しました。
振り返ってみますと、
(A)5日の夜には、日本軍との遭遇戦を避けるために東方に避退
↓
(B)夜中に反転して西へ向かう時期が遅く、6日朝の時点で、
ミッドウェー島ライン(西経177度線)よりも東側に居た。
(註)前日(5日)に、最も西へ進出したのが西経177度線
↓
(C)黎明時から索敵を実施せず、友軍潜水艦情報を得て、
西方の日本巡洋艦追撃に向かった。
↓
(D)基地PBYから日本空母発見の報告が入ったが、
彼我の距離が遠く、午後まで攻撃隊を発進できなかった。
↓
(E)午後3時(現地時間)になって、ようやく攻撃隊発進。
目標を発見できずに帰投。夜間収容
110GF長官
2020/07/23(木) 22:22:54.69ID:40WieLKD >>109の続き
本職が指摘したい点は、大きく二つあり、(A)と(C)
まず、(A)について。
日本軍水雷戦隊との夜戦を避けるために、東方避退したのは
賢明ですが、反転する時期が遅く、夜明けまでに、前日の
最西進出点まで戻って来れなかった。
これが(D)や(E)につながるのですが、
空母の脆弱性や護衛兵力の少なさから考えれば、
スプルーアンス少将の判断も十分に納得できるものであり、
ことさら批判するつもりはありません。
本職が指摘したい点は、大きく二つあり、(A)と(C)
まず、(A)について。
日本軍水雷戦隊との夜戦を避けるために、東方避退したのは
賢明ですが、反転する時期が遅く、夜明けまでに、前日の
最西進出点まで戻って来れなかった。
これが(D)や(E)につながるのですが、
空母の脆弱性や護衛兵力の少なさから考えれば、
スプルーアンス少将の判断も十分に納得できるものであり、
ことさら批判するつもりはありません。
113名無し三等兵
2020/07/25(土) 12:51:49.84ID:5PvraYdh バタフライ効果って奴ですね。
小澤さんが探照灯を付けた事により、パラワン水道の悲劇が生まれるという。
小澤さんが探照灯を付けた事により、パラワン水道の悲劇が生まれるという。
114GF長官
2020/07/25(土) 20:23:31.98ID:VduCn9zJ115GF長官
2020/07/25(土) 20:51:09.66ID:VduCn9zJ >>110の続き
なんと言っても、問題はこちらです。
>(C)黎明時から索敵を実施せず、友軍潜水艦情報を得て、
> 西方の日本巡洋艦追撃に向かった。
前スレの繰り返しになりますが、
本職が特に強調したいのは、「優先順位」。
なんと言っても、問題はこちらです。
>(C)黎明時から索敵を実施せず、友軍潜水艦情報を得て、
> 西方の日本巡洋艦追撃に向かった。
前スレの繰り返しになりますが、
本職が特に強調したいのは、「優先順位」。
116GF長官
2020/07/25(土) 20:52:21.66ID:VduCn9zJ >>115の続き
米空母部隊にとって、
「日本空母の残存部隊」と、
「ミッドウェー島砲撃に向かう日本巡洋艦」
どちらを優先すべきかと言ったら、明らかに前者ですよね。
前日5日の戦闘で、日本空母4隻を撃破したことが
ほぼ確実という奇跡が起こった。
しかし、僚艦ヨークタウンが行動不能に陥り、
作戦可能なのは、エンタープライズとホーネットの2隻という状況。
米空母部隊にとって、
「日本空母の残存部隊」と、
「ミッドウェー島砲撃に向かう日本巡洋艦」
どちらを優先すべきかと言ったら、明らかに前者ですよね。
前日5日の戦闘で、日本空母4隻を撃破したことが
ほぼ確実という奇跡が起こった。
しかし、僚艦ヨークタウンが行動不能に陥り、
作戦可能なのは、エンタープライズとホーネットの2隻という状況。
117GF長官
2020/07/25(土) 20:53:35.59ID:VduCn9zJ >>116の続き
米空母部隊指揮官にとって、真っ先に頭に浮かぶのは、
現在の主題である、
「日本空母は、残り何隻か」のはず。
ならば6日朝からの索敵は必須、確定事項ですよね。
もちろん天候その他の事情で、実施できない場合もあるし、
索敵を実施したとしても、圏外で発見できないこともあるでしょう。
米空母部隊指揮官にとって、真っ先に頭に浮かぶのは、
現在の主題である、
「日本空母は、残り何隻か」のはず。
ならば6日朝からの索敵は必須、確定事項ですよね。
もちろん天候その他の事情で、実施できない場合もあるし、
索敵を実施したとしても、圏外で発見できないこともあるでしょう。
118GF長官
2020/07/25(土) 20:54:22.45ID:VduCn9zJ >>117の続き
問題は、そんな些末な結果論ではなく、
そもそもの話として、スプルーアンス少将が日本空母の動静を
気にしていたようには思えないところです。
だから、潜水艦から最上と三隈の衝突事故の情報を得たなら、
(何も考えずに)敵巡洋艦追撃に移るという、
行き当たりばったりの行動につながる。
問題は、そんな些末な結果論ではなく、
そもそもの話として、スプルーアンス少将が日本空母の動静を
気にしていたようには思えないところです。
だから、潜水艦から最上と三隈の衝突事故の情報を得たなら、
(何も考えずに)敵巡洋艦追撃に移るという、
行き当たりばったりの行動につながる。
119GF長官
2020/07/25(土) 20:57:41.82ID:VduCn9zJ >>118の続き
スプルーアンス少将が、そんな愚かなことはしないと思いたいのですが、
この6日朝の行動は、伝記を著したビュエル氏さえ、
擁護に苦労するほどに不可解で、謎だらけなのです。
The Quiet Warrior(静かな武人)
邦題:提督スプルーアンス
彼は何を考えていたのでしょうか。
スプルーアンス少将が、そんな愚かなことはしないと思いたいのですが、
この6日朝の行動は、伝記を著したビュエル氏さえ、
擁護に苦労するほどに不可解で、謎だらけなのです。
The Quiet Warrior(静かな武人)
邦題:提督スプルーアンス
彼は何を考えていたのでしょうか。
120GF長官
2020/07/27(月) 22:49:56.05ID:JJekQPDn >>119の続き
百歩譲って、未だ所在不明の5隻目の日本空母捜索を、
基地航空隊のPBYに委ねたとしても、
前日に、自らが撃破した三空母+飛龍は、おおよその位置は
分かっているはずだから、そこに索敵機を飛ばして確認しようと
思うはず。
百歩譲って、未だ所在不明の5隻目の日本空母捜索を、
基地航空隊のPBYに委ねたとしても、
前日に、自らが撃破した三空母+飛龍は、おおよその位置は
分かっているはずだから、そこに索敵機を飛ばして確認しようと
思うはず。
121GF長官
2020/07/27(月) 22:53:35.75ID:JJekQPDn122GF長官
2020/07/27(月) 22:55:08.18ID:JJekQPDn >>121の続き
本来なら、6日朝から索敵機を出して、前日撃破した日本空母の
所在を確認したい、という動機から始まって、そこから逆算していって、
5日夜は、ここまで東進した後に反転しよう、
そのような思考の順序になるはずだと思うのですが、
スプルーアンス少将はもちろんのこと、TF16の司令部の幕僚を含めて、
「何を考えていたのでしょうか」
ですねぇ
本来なら、6日朝から索敵機を出して、前日撃破した日本空母の
所在を確認したい、という動機から始まって、そこから逆算していって、
5日夜は、ここまで東進した後に反転しよう、
そのような思考の順序になるはずだと思うのですが、
スプルーアンス少将はもちろんのこと、TF16の司令部の幕僚を含めて、
「何を考えていたのでしょうか」
ですねぇ
123GF長官
2020/07/28(火) 22:18:17.33ID:S1UdUc6/124GF長官
2020/07/28(火) 22:18:52.95ID:S1UdUc6/ >>123の続き
そこまで分かっていながら、
なぜ自ら索敵機を出して、確認しようとしなかったのか。
すべて基地PBYに丸投げなのか。
前日の夜間、日本空母の所在が少しでも気にかからなかったのか。
日頃、高尚な空母戦術論を披露する自称評論家の皆さまは
どうお考えなのでしょう!
そこまで分かっていながら、
なぜ自ら索敵機を出して、確認しようとしなかったのか。
すべて基地PBYに丸投げなのか。
前日の夜間、日本空母の所在が少しでも気にかからなかったのか。
日頃、高尚な空母戦術論を披露する自称評論家の皆さまは
どうお考えなのでしょう!
125GF長官
2020/07/30(木) 22:35:53.49ID:a9rBbKip126GF長官
2020/07/30(木) 22:36:45.43ID:a9rBbKip >>125の続き
>「そのため同長官は来襲する敵機の攻撃を受けながら、索敵機が先端に
>達する予定時刻を待っていた。
>
>その時刻になっても、敵艦隊発見を報じて来なかったので、同長官は
>予想していたとおり付近に敵艦隊は存在しないと判断し、第二次攻撃を
>ミッドウェーに指向することを決意した」(『戦史叢書』p288)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1573984378/962
米空母が居ないことを”確認”してから、島再空襲を決断したのです。
>「そのため同長官は来襲する敵機の攻撃を受けながら、索敵機が先端に
>達する予定時刻を待っていた。
>
>その時刻になっても、敵艦隊発見を報じて来なかったので、同長官は
>予想していたとおり付近に敵艦隊は存在しないと判断し、第二次攻撃を
>ミッドウェーに指向することを決意した」(『戦史叢書』p288)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1573984378/962
米空母が居ないことを”確認”してから、島再空襲を決断したのです。
127GF長官
2020/07/30(木) 22:37:34.39ID:a9rBbKip >>126の続き
結果的に、その判断は誤りで過早でしたが、
決して、「米空母は出て来ないと慢心していた」とか、
「水雷出身で、母艦航空戦のことを理解していなかった」とか、
批判される筋合いのものでは無い。
「この海戦における現場最高責任者であった南雲中将の不運と
判断ミスは、古今東西数多の将星が、必ず一度は経験する程度の
事象に過ぎなかったであろう」
(『NAVY YARD』栄光の南雲機動部隊後編)
結果的に、その判断は誤りで過早でしたが、
決して、「米空母は出て来ないと慢心していた」とか、
「水雷出身で、母艦航空戦のことを理解していなかった」とか、
批判される筋合いのものでは無い。
「この海戦における現場最高責任者であった南雲中将の不運と
判断ミスは、古今東西数多の将星が、必ず一度は経験する程度の
事象に過ぎなかったであろう」
(『NAVY YARD』栄光の南雲機動部隊後編)
128GF長官
2020/07/30(木) 22:39:26.49ID:a9rBbKip >>127の続き
いや、それでも南雲を叩くというのなら、それはそれで結構でしょう。
ただ、そこまで空母戦闘に高い理想と完璧な作戦指導を望むのなら、
どうして、6日のスプルーアンス少将を座視できるのでしょうか。
索敵軽視じゃなくて、索敵無視ですよ?
日本空母は居ないと慢心しきっていたんですよ?
何ら明確な方針を示さずに、目の前の敵情に右往左往してただけですよ?
何か弱みでも握られているんですかねぇ
いや、それでも南雲を叩くというのなら、それはそれで結構でしょう。
ただ、そこまで空母戦闘に高い理想と完璧な作戦指導を望むのなら、
どうして、6日のスプルーアンス少将を座視できるのでしょうか。
索敵軽視じゃなくて、索敵無視ですよ?
日本空母は居ないと慢心しきっていたんですよ?
何ら明確な方針を示さずに、目の前の敵情に右往左往してただけですよ?
何か弱みでも握られているんですかねぇ
129GF長官
2020/08/01(土) 21:43:20.54ID:uvoOx694 >>128の続き
すぷー様の作戦指導批評はこのくらいにして、
6月6日(日本時間)日没時点での、情勢判断は
どう変化したでしょうか。
前日5日夜は、日本空母4隻撃破ほぼ確実+5隻目は不明
という状況でしたが、
6日を一日経過して、日本空母の動静は伝えられなかったので、
日本艦隊は撤退したとみなして良いでしょう。
すぷー様の作戦指導批評はこのくらいにして、
6月6日(日本時間)日没時点での、情勢判断は
どう変化したでしょうか。
前日5日夜は、日本空母4隻撃破ほぼ確実+5隻目は不明
という状況でしたが、
6日を一日経過して、日本空母の動静は伝えられなかったので、
日本艦隊は撤退したとみなして良いでしょう。
130GF長官
2020/08/01(土) 21:45:21.16ID:uvoOx694 >>129の続き
とはいえ、翌7日に日本空母が出現する確率が「ゼロ」にはなりません。
アリューシャン方面の部隊と合同して、攻撃を再興するかもしれないですしね。
結局、万全を期すなら、毎日黎明から索敵機を出して、
攻撃隊を対艦装備で待機させ続ける必要がある。
そんなことは現実的ではなく、
蓋然性の観点から指揮官が判断していくのが前線の実状と言えるでしょう。
とはいえ、翌7日に日本空母が出現する確率が「ゼロ」にはなりません。
アリューシャン方面の部隊と合同して、攻撃を再興するかもしれないですしね。
結局、万全を期すなら、毎日黎明から索敵機を出して、
攻撃隊を対艦装備で待機させ続ける必要がある。
そんなことは現実的ではなく、
蓋然性の観点から指揮官が判断していくのが前線の実状と言えるでしょう。
131GF長官
2020/08/01(土) 21:58:42.13ID:uvoOx694 [ミッドウェー海戦](6月7日0100頃)日本時間
米空母部隊(スプルーアンス少将)
←▽───
北緯30度・東経178度
(ミッドウェー島の西北西・約300浬)
重巡最上・三隈
←▲┓
┗━━
北緯28度・東経176度
(ミッドウェー島の西・約400浬) ミッドウェー島
■
米空母部隊(スプルーアンス少将)
←▽───
北緯30度・東経178度
(ミッドウェー島の西北西・約300浬)
重巡最上・三隈
←▲┓
┗━━
北緯28度・東経176度
(ミッドウェー島の西・約400浬) ミッドウェー島
■
132GF長官
2020/08/01(土) 22:06:28.83ID:uvoOx694 >>131の続き
スプルーアンス少将も同じ考えだったようで、
6日夜に”谷風襲撃隊”を収容した後も、反転したりはせずに、
そのまま西進を続け、
夜明け前には日付変更線を越えて、
ミッドウェー島から300浬に進出していた。
スプルーアンス少将も同じ考えだったようで、
6日夜に”谷風襲撃隊”を収容した後も、反転したりはせずに、
そのまま西進を続け、
夜明け前には日付変更線を越えて、
ミッドウェー島から300浬に進出していた。
133GF長官
2020/08/01(土) 22:07:20.15ID:uvoOx694 >>132の続き
一方の日本艦隊は、山本長官の作戦中止命令を受けて、
その大部が、ミッドウェー島の哨戒圏外である600浬の外に
出ていた。
ただし、例外が2隻だけあり、
衝突事故を起こした第七戦隊の重巡最上と三隈。
6日は、基地航空隊(B−17)の散発的な攻撃を受けるも
命中弾は無く、避退行を続けていたが、
未だミッドウェー島から400浬の海域にとどまっていたのです。
一方の日本艦隊は、山本長官の作戦中止命令を受けて、
その大部が、ミッドウェー島の哨戒圏外である600浬の外に
出ていた。
ただし、例外が2隻だけあり、
衝突事故を起こした第七戦隊の重巡最上と三隈。
6日は、基地航空隊(B−17)の散発的な攻撃を受けるも
命中弾は無く、避退行を続けていたが、
未だミッドウェー島から400浬の海域にとどまっていたのです。
134GF長官
2020/08/03(月) 23:01:21.11ID:4m64/mQb >>133の続き
島から400浬も離れてしまえば、もう単発機はやってきません。
来るとしたら、B−17かPBYくらいですね。
これまでの経験からも、B−17の水平爆撃なら回避できそうだ。
問題は、米空母の方です。
島から400浬も離れてしまえば、もう単発機はやってきません。
来るとしたら、B−17かPBYくらいですね。
これまでの経験からも、B−17の水平爆撃なら回避できそうだ。
問題は、米空母の方です。
135GF長官
2020/08/03(月) 23:02:20.69ID:4m64/mQb136GF長官
2020/08/03(月) 23:02:49.34ID:4m64/mQb137GF長官
2020/08/04(火) 21:36:58.75ID:RqXgh0M5138GF長官
2020/08/04(火) 21:37:46.19ID:RqXgh0M5 >>137の続き
「6月6日(日本時間7日)は、空の澄み渡った暑い日になったが、
その日の太陽の上る前に、航空母艦エンタープライズは、当時
出し得る全速力で、西方に急航中の二隻の損傷巡洋艦を
みつけようとして、飛行捜索を開始した」
(『モリソン戦史』第三巻)p342
7日黎明、エンタープライズはSBD18機を索敵に出した。
うち5機は、誤って着艦したホーネット機です。
進出距離は200浬。
「6月6日(日本時間7日)は、空の澄み渡った暑い日になったが、
その日の太陽の上る前に、航空母艦エンタープライズは、当時
出し得る全速力で、西方に急航中の二隻の損傷巡洋艦を
みつけようとして、飛行捜索を開始した」
(『モリソン戦史』第三巻)p342
7日黎明、エンタープライズはSBD18機を索敵に出した。
うち5機は、誤って着艦したホーネット機です。
進出距離は200浬。
139GF長官
2020/08/04(火) 21:38:55.72ID:RqXgh0M5 >>138の続き
0345時、ウイリアム・カーター少尉機より報告
「空母1・駆逐艦5発見、母艦よりの方位233度(南西)128浬、
敵針西、速力10ノット」
なんと空母発見です。
前日は、あれだけ捜索しても結局見つからなかったのに
まさに「日本空母は残り何隻なんだ?」ですねぇ
しかも130浬なんて”鼻先”とも言える距離です。
これが事実なら、エンタープライズはとっくに攻撃を受けているでしょう。
0345時、ウイリアム・カーター少尉機より報告
「空母1・駆逐艦5発見、母艦よりの方位233度(南西)128浬、
敵針西、速力10ノット」
なんと空母発見です。
前日は、あれだけ捜索しても結局見つからなかったのに
まさに「日本空母は残り何隻なんだ?」ですねぇ
しかも130浬なんて”鼻先”とも言える距離です。
これが事実なら、エンタープライズはとっくに攻撃を受けているでしょう。
140GF長官
2020/08/05(水) 22:24:53.33ID:WiEWi1JT >>139の続き
ちなみに、7日のPBY索敵はと言うと、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=035
ミッドウェー基地の戦時日誌によれば
Search, sector 220 to 330, distance 600 miles.
「索敵、方位220度(南西)から330度(北西)、進出距離600浬」
ちなみに、7日のPBY索敵はと言うと、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=035
ミッドウェー基地の戦時日誌によれば
Search, sector 220 to 330, distance 600 miles.
「索敵、方位220度(南西)から330度(北西)、進出距離600浬」
141GF長官
2020/08/05(水) 22:25:27.69ID:WiEWi1JT >>140の続き
前日は、わずか250浬の索敵だったのにもかかわらず、
この日は、また600浬まで戻っていますね。
機数は記載されていませんが、前日と同じ10機程度と思われます。
600浬も飛行すれば、避退中の最上と三隈も捕捉可能です。
しかし「空母」発見の報告はありませんでした。
前日は、わずか250浬の索敵だったのにもかかわらず、
この日は、また600浬まで戻っていますね。
機数は記載されていませんが、前日と同じ10機程度と思われます。
600浬も飛行すれば、避退中の最上と三隈も捕捉可能です。
しかし「空母」発見の報告はありませんでした。
142GF長官
2020/08/06(木) 22:27:41.61ID:FCJ30v5u143GF長官
2020/08/06(木) 22:28:25.44ID:FCJ30v5u >>142の続き
その内容は、
「0345時、敵巡洋艦2、駆逐艦2隻発見。
母艦よりの方位209度(南南西)、133浬」
ギー少尉機が着艦しなかったのは、もともとホーネット所属機だったが、
前日の夜間収容時に誤って、エンタープライズに着艦してしまったので、
今回は間違いなく、ホーネットに帰るつもりだったからでしょう。
その内容は、
「0345時、敵巡洋艦2、駆逐艦2隻発見。
母艦よりの方位209度(南南西)、133浬」
ギー少尉機が着艦しなかったのは、もともとホーネット所属機だったが、
前日の夜間収容時に誤って、エンタープライズに着艦してしまったので、
今回は間違いなく、ホーネットに帰るつもりだったからでしょう。
144GF長官
2020/08/06(木) 22:29:16.95ID:FCJ30v5u >>143の続き
当時、最上と三隈には、護衛として駆逐艦2隻(第八駆逐隊の朝潮と嵐潮)
が随伴していたので、兵力情報は正確であったことが分かります。
艦位については、先のカーター機の敵空母より、南東に50浬の位置。
航空索敵においては、50浬程度なら、同一部隊を別方向から
観測したという可能性も残る。
当時、最上と三隈には、護衛として駆逐艦2隻(第八駆逐隊の朝潮と嵐潮)
が随伴していたので、兵力情報は正確であったことが分かります。
艦位については、先のカーター機の敵空母より、南東に50浬の位置。
航空索敵においては、50浬程度なら、同一部隊を別方向から
観測したという可能性も残る。
145GF長官
2020/08/06(木) 22:29:58.36ID:FCJ30v5u >>144の続き
実際はと言うと、
日本重巡が居たのは、カーター機の報告艦位付近でした。
つまり米空母機は、同一目標を別々の索敵機が発見し、
その位置はカーター機が、その兵力はギー機が正確に伝えた、
というわけです。
実際はと言うと、
日本重巡が居たのは、カーター機の報告艦位付近でした。
つまり米空母機は、同一目標を別々の索敵機が発見し、
その位置はカーター機が、その兵力はギー機が正確に伝えた、
というわけです。
146GF長官
2020/08/07(金) 21:57:46.88ID:rfEAV6IB [ミッドウェー海戦](6月7日0400頃)日本時間
米空母部隊(スプルーアンス少将)
←▽─
「エンタープライズ」「ホーネット」
空母1・駆逐艦5
×カーター機報告(233度・128浬)
重巡最上・三隈 ×ギー機報告(209度・133浬)
←▲┓ 巡洋艦2・駆逐艦2
┗━
米空母部隊(スプルーアンス少将)
←▽─
「エンタープライズ」「ホーネット」
空母1・駆逐艦5
×カーター機報告(233度・128浬)
重巡最上・三隈 ×ギー機報告(209度・133浬)
←▲┓ 巡洋艦2・駆逐艦2
┗━
147GF長官
2020/08/08(土) 20:46:36.63ID:NJWeBe1P >>146の続き
自分が米空母指揮官だったと考えると、
やはりカーター機の報告を受けたときに、
飛びあがらんばかりに驚くでしょうね。
130浬先に敵空母が居るということは、
すでに自部隊は敵の攻撃圏内に入っているので、
直後に敵襲を受けてもおかしくない状況です。
自分が米空母指揮官だったと考えると、
やはりカーター機の報告を受けたときに、
飛びあがらんばかりに驚くでしょうね。
130浬先に敵空母が居るということは、
すでに自部隊は敵の攻撃圏内に入っているので、
直後に敵襲を受けてもおかしくない状況です。
148GF長官
2020/08/08(土) 20:47:28.75ID:NJWeBe1P >>147の続き
前日の索敵報告は「炎上中の敵空母」だったので、
まだ対処する余裕もありますが、
今回は、報告を聞く限りは無傷のようです。
普通に考えれば、「最優先目標」になりますね。
結果を先に書いてしまうと、この日本空母発見報告は、
実は誤報でした。
前日の索敵報告は「炎上中の敵空母」だったので、
まだ対処する余裕もありますが、
今回は、報告を聞く限りは無傷のようです。
普通に考えれば、「最優先目標」になりますね。
結果を先に書いてしまうと、この日本空母発見報告は、
実は誤報でした。
149GF長官
2020/08/08(土) 20:49:13.24ID:NJWeBe1P >>148の続き
「0645時(日本時間0345時)、索敵機の一機が、
1隻の戦艦と1隻の巡洋艦を含む5隻から成る艦隊を
発見したが、エンタープライズに届いた報告の内容は、
空母1隻と駆逐艦5隻となっていた」
(『歴史群像 日米空母決戦ミッドウェー』)p176
航空索敵は、誤報の宝庫とも言えますが、
注意すべきは、索敵機の誤認では無いということです。
「0645時(日本時間0345時)、索敵機の一機が、
1隻の戦艦と1隻の巡洋艦を含む5隻から成る艦隊を
発見したが、エンタープライズに届いた報告の内容は、
空母1隻と駆逐艦5隻となっていた」
(『歴史群像 日米空母決戦ミッドウェー』)p176
航空索敵は、誤報の宝庫とも言えますが、
注意すべきは、索敵機の誤認では無いということです。
150GF長官
2020/08/08(土) 20:49:57.25ID:NJWeBe1P >>149の続き
巡洋艦を戦艦と見間違えたり、
タンカーを空母と誤認するのは、よくあることですが、
今回の場合、索敵機は
「戦艦1・巡洋艦1・駆逐艦3」と打電したにもかかわらず、
「空母1・駆逐艦5」となって届いたということは、
通信過程の問題ということですね。
巡洋艦を戦艦と見間違えたり、
タンカーを空母と誤認するのは、よくあることですが、
今回の場合、索敵機は
「戦艦1・巡洋艦1・駆逐艦3」と打電したにもかかわらず、
「空母1・駆逐艦5」となって届いたということは、
通信過程の問題ということですね。
151GF長官
2020/08/10(月) 19:29:04.60ID:MLJ211+W >>150の続き
実は、前月の珊瑚海海戦でも、米空母は同じようなミスを
やらかしています。
一日目の5月7日、
ヨークタウンから出した索敵機(SBD)から敵発見電。
それは「日本空母2隻、重巡洋艦2隻」を発見したというもので、
フレッチャー少将は、ヨークタウン、レキシントンの搭載機全力を
出撃させた。
実は、前月の珊瑚海海戦でも、米空母は同じようなミスを
やらかしています。
一日目の5月7日、
ヨークタウンから出した索敵機(SBD)から敵発見電。
それは「日本空母2隻、重巡洋艦2隻」を発見したというもので、
フレッチャー少将は、ヨークタウン、レキシントンの搭載機全力を
出撃させた。
152GF長官
2020/08/10(月) 19:29:48.86ID:MLJ211+W >>151の続き
ところが、この報告は誤りで、
実は「巡洋艦2隻、駆逐艦4隻」で、
空母は含まれていなかったのです。
その原因はと言うと、
「海戦後、判明した事実によれば、ヨークタウン索敵機が
発見したのは、丸茂少将の掩護部隊(軽巡2・砲艦2)であって、
彼らはこれを報告する際に、暗号操作を誤ったのである。
本来”重巡”とすべきところを、”空母”の略号符を打電してしまったのだ」
(『暁の珊瑚海』森史朗/著)p161
ところが、この報告は誤りで、
実は「巡洋艦2隻、駆逐艦4隻」で、
空母は含まれていなかったのです。
その原因はと言うと、
「海戦後、判明した事実によれば、ヨークタウン索敵機が
発見したのは、丸茂少将の掩護部隊(軽巡2・砲艦2)であって、
彼らはこれを報告する際に、暗号操作を誤ったのである。
本来”重巡”とすべきところを、”空母”の略号符を打電してしまったのだ」
(『暁の珊瑚海』森史朗/著)p161
153GF長官
2020/08/10(月) 19:31:00.92ID:MLJ211+W >>152の続き
結果として、米攻撃隊の進路上にたまたま空母祥鳳がいたため、
空振りとはなりませんでしたが、大失態と言えます。
ミッドウェー海戦においては、
SBD搭乗員側の打電ミスなのか、母艦受信側の翻訳ミスなのかは
分かりませんが、洋上航法に並ぶ米空母の課題かもしれませんね。
結果として、米攻撃隊の進路上にたまたま空母祥鳳がいたため、
空振りとはなりませんでしたが、大失態と言えます。
ミッドウェー海戦においては、
SBD搭乗員側の打電ミスなのか、母艦受信側の翻訳ミスなのかは
分かりませんが、洋上航法に並ぶ米空母の課題かもしれませんね。
154GF長官
2020/08/11(火) 20:24:05.46ID:PR5E1z/d155GF長官
2020/08/11(火) 20:24:47.23ID:PR5E1z/d >>154の続き
索敵を実施しなかった前日でさえ、スプルーアンス少将は
敵空母優先で攻撃隊を出していますから。
0457時(日本時間)、ホーネットから
F4F 8機
SBD 22機
を発進させた。
注目すべきは、戦闘機の護衛が付いているところですね。
索敵を実施しなかった前日でさえ、スプルーアンス少将は
敵空母優先で攻撃隊を出していますから。
0457時(日本時間)、ホーネットから
F4F 8機
SBD 22機
を発進させた。
注目すべきは、戦闘機の護衛が付いているところですね。
156GF長官
2020/08/11(火) 20:25:54.12ID:PR5E1z/d >>155の続き
これまで初回(5日)の三空母に対する攻撃隊を除けば、
午後の飛龍に対する第二次攻撃隊、
6日の炎上空母に対する攻撃隊、
ともにワイルドキャットは随伴させなかった。
米空母部隊の基本思想は、母艦防空優先ですが、
前日の敵情に鑑み、日本艦隊は撤退していることが確実になったため、
攻撃隊にも護衛を割く余裕が生まれたと思われます。
これまで初回(5日)の三空母に対する攻撃隊を除けば、
午後の飛龍に対する第二次攻撃隊、
6日の炎上空母に対する攻撃隊、
ともにワイルドキャットは随伴させなかった。
米空母部隊の基本思想は、母艦防空優先ですが、
前日の敵情に鑑み、日本艦隊は撤退していることが確実になったため、
攻撃隊にも護衛を割く余裕が生まれたと思われます。
157GF長官
2020/08/11(火) 20:26:39.32ID:PR5E1z/d >>156の続き
同時に、エンタープライズは早朝に出した索敵機を収容。
これは一日目と同じ流れですね。
(5日は、ヨークタウンが索敵機を収容している間に、
エンタープライズとホーネットが攻撃隊を先発させた)
米空母部隊の基本戦法みたいなものなのでしょう。
同時に、エンタープライズは早朝に出した索敵機を収容。
これは一日目と同じ流れですね。
(5日は、ヨークタウンが索敵機を収容している間に、
エンタープライズとホーネットが攻撃隊を先発させた)
米空母部隊の基本戦法みたいなものなのでしょう。
158GF長官
2020/08/12(水) 21:01:11.70ID:KeU6ybeM159GF長官
2020/08/12(水) 21:02:13.13ID:KeU6ybeM >>158の続き
すでにミッドウェー島から400浬で、単発機の行動圏外ですから、
米空母が付近にいることは確実となりました。
そこで、先任指揮官だった三隈の崎山艦長は、このままでは
全滅してしまうことを恐れて、最上には護衛駆逐艦2隻を残して、
自らは、最上を置いて先に離脱することを決断した。
すでにミッドウェー島から400浬で、単発機の行動圏外ですから、
米空母が付近にいることは確実となりました。
そこで、先任指揮官だった三隈の崎山艦長は、このままでは
全滅してしまうことを恐れて、最上には護衛駆逐艦2隻を残して、
自らは、最上を置いて先に離脱することを決断した。
160GF長官
2020/08/12(水) 21:03:29.62ID:KeU6ybeM >>159の続き
参考までに、衝突時の状況を振り返ると、
3番艦三隈、4番艦最上の順で単縦陣で航行中、
回頭時の混乱から、最上が三隈の舷側に突っ込んでしまった。
被害状況は、三隈は舷側に大穴が開いているが、航行には支障なし。
最上は艦首がつぶれて12ノットしか出せない。
参考までに、衝突時の状況を振り返ると、
3番艦三隈、4番艦最上の順で単縦陣で航行中、
回頭時の混乱から、最上が三隈の舷側に突っ込んでしまった。
被害状況は、三隈は舷側に大穴が開いているが、航行には支障なし。
最上は艦首がつぶれて12ノットしか出せない。
161GF長官
2020/08/12(水) 21:05:23.53ID:KeU6ybeM >>160の続き
つまり三隈の方は、逃げようと思えば、もっと高速で逃げられるわけです。
この命令を聞いた最上の曾爾艦長は、やむを得ないと諦めたとか。
重巡が2隻とも沈められるよりはマシというわけですね。
ところが史実は、先行離脱した三隈が撃沈され、
低速しか出せない最上の方が生還したのです。
戦史は小説よりも奇なりー
つまり三隈の方は、逃げようと思えば、もっと高速で逃げられるわけです。
この命令を聞いた最上の曾爾艦長は、やむを得ないと諦めたとか。
重巡が2隻とも沈められるよりはマシというわけですね。
ところが史実は、先行離脱した三隈が撃沈され、
低速しか出せない最上の方が生還したのです。
戦史は小説よりも奇なりー
162GF長官
2020/08/13(木) 20:52:23.29ID:JCLO+Iad163GF長官
2020/08/13(木) 20:53:10.01ID:JCLO+Iad164GF長官
2020/08/13(木) 20:54:30.83ID:JCLO+Iad >>163の続き
デバステーターは5日の三空母攻撃のときに全滅したはずじゃ・・・
と思ったら、一応エンタープライズ隊は4機帰投していますね。
いわばなけなしの雷撃隊をよく出す気になったと思いますが、
スプルーアンス少将からは、「もし敵の対空砲火が激しければ、
攻撃を中止してそのまま帰還しろ」との条件付きでした。
実際、この3機は雷撃を実施せずに戻っています。
デバステーターは5日の三空母攻撃のときに全滅したはずじゃ・・・
と思ったら、一応エンタープライズ隊は4機帰投していますね。
いわばなけなしの雷撃隊をよく出す気になったと思いますが、
スプルーアンス少将からは、「もし敵の対空砲火が激しければ、
攻撃を中止してそのまま帰還しろ」との条件付きでした。
実際、この3機は雷撃を実施せずに戻っています。
165GF長官
2020/08/14(金) 19:44:23.94ID:+u5PpUJz166GF長官
2020/08/14(金) 19:45:14.22ID:+u5PpUJz167GF長官
2020/08/14(金) 19:46:21.11ID:+u5PpUJz >>166の続き
特に三隈の方が、被害が大きく、
一弾が第三砲塔(前部の三砲塔の内、一番艦橋に近い側)の
天蓋に命中し、弾片が艦橋に飛び込んで、崎山艦長以下、
多数の死傷者を出した。
さらに艦後部の命中弾により、機械室が破壊されて停止。
出火した炎が酸素魚雷に誘爆して大火災となった。
直ちに副長高嶋秀夫中佐の指揮の下、総員退艦。
後から追い付いてきた最上が救助にあたった。
特に三隈の方が、被害が大きく、
一弾が第三砲塔(前部の三砲塔の内、一番艦橋に近い側)の
天蓋に命中し、弾片が艦橋に飛び込んで、崎山艦長以下、
多数の死傷者を出した。
さらに艦後部の命中弾により、機械室が破壊されて停止。
出火した炎が酸素魚雷に誘爆して大火災となった。
直ちに副長高嶋秀夫中佐の指揮の下、総員退艦。
後から追い付いてきた最上が救助にあたった。
168GF長官
2020/08/14(金) 19:47:45.57ID:+u5PpUJz >>167の続き
取り残された手負いの最上の方が生き残った理由については、
・ドーントレス隊の大部分が、健在である三隈の攻撃に回った。
・最上の曾爾艦長は衝突事故後、魚雷を投棄していたため、誘爆を免れた。
・最上は艦首がつぶれた状態で航行していたため、艦首波が大きく、
上空から見ると高速を出しているように見え、SBDのパイロットが照準を誤った。
などが挙げられています。
取り残された手負いの最上の方が生き残った理由については、
・ドーントレス隊の大部分が、健在である三隈の攻撃に回った。
・最上の曾爾艦長は衝突事故後、魚雷を投棄していたため、誘爆を免れた。
・最上は艦首がつぶれた状態で航行していたため、艦首波が大きく、
上空から見ると高速を出しているように見え、SBDのパイロットが照準を誤った。
などが挙げられています。
169GF長官
2020/08/15(土) 19:29:20.76ID:YyBk/LEC170GF長官
2020/08/15(土) 19:30:05.13ID:YyBk/LEC171GF長官
2020/08/15(土) 19:30:47.70ID:YyBk/LEC >>170の続き
また随伴の駆逐艦も攻撃を受けており、
荒潮は後部砲塔に命中弾、操舵不能になるも、人力操舵で応急
朝潮は命中なし。
スプルーアンス少将はこれを受けて、1230時にSBD2機を出して、
損傷した三隈の撮影を行わせている。
wikiなどに掲載されている写真がそれですね。
三隈は日没前後に沈んだとされています。
また随伴の駆逐艦も攻撃を受けており、
荒潮は後部砲塔に命中弾、操舵不能になるも、人力操舵で応急
朝潮は命中なし。
スプルーアンス少将はこれを受けて、1230時にSBD2機を出して、
損傷した三隈の撮影を行わせている。
wikiなどに掲載されている写真がそれですね。
三隈は日没前後に沈んだとされています。
173GF長官
2020/08/16(日) 21:13:01.13ID:TlIw+Fc9 >>172
そうですね。公刊戦史も同じことを書いています。
「同艦(三隈)は火災を起こし、これにより搭載していた酸素魚雷が爆発した。
これが同艦の被害を決定的なものとしたようである」p503
よく、「最上は”賢明にも”魚雷を投棄していたから助かった」と比較されますが、
低速でしか航行できない最上と、全速を発揮できる三隈を
同列に語るのはおかしいですよね。
谷風だって全弾回避できたんだ。
三隈だってやればできるはず?
そうですね。公刊戦史も同じことを書いています。
「同艦(三隈)は火災を起こし、これにより搭載していた酸素魚雷が爆発した。
これが同艦の被害を決定的なものとしたようである」p503
よく、「最上は”賢明にも”魚雷を投棄していたから助かった」と比較されますが、
低速でしか航行できない最上と、全速を発揮できる三隈を
同列に語るのはおかしいですよね。
谷風だって全弾回避できたんだ。
三隈だってやればできるはず?
174GF長官
2020/08/17(月) 22:53:57.42ID:IHyPAcSG >>171の続き
写真撮影のSBDを収容した後、スプルーアンス少将は
部隊を反転させて東方へ避退します。
一番の理由は、燃料事情が逼迫していたことで、
特に駆逐艦は深刻で、
この7日の戦闘においても、
駆逐艦モーリーは燃料残量14パーセント、
ウオーデンは残量22パーセントになった時点で離脱し、
給油艦シマロンとの合同へ向かった。
写真撮影のSBDを収容した後、スプルーアンス少将は
部隊を反転させて東方へ避退します。
一番の理由は、燃料事情が逼迫していたことで、
特に駆逐艦は深刻で、
この7日の戦闘においても、
駆逐艦モーリーは燃料残量14パーセント、
ウオーデンは残量22パーセントになった時点で離脱し、
給油艦シマロンとの合同へ向かった。
175GF長官
2020/08/17(月) 22:54:31.62ID:IHyPAcSG >>174の続き
その結果7日夕刻には、米空母部隊の編成は、
空母2(エンタープライズ、ホーネット)
重巡6
駆逐艦4
まで減少しており、
残った駆逐艦も燃料残量は50トン程度で、もう一日の戦闘には
耐えられない状況にあった。
その結果7日夕刻には、米空母部隊の編成は、
空母2(エンタープライズ、ホーネット)
重巡6
駆逐艦4
まで減少しており、
残った駆逐艦も燃料残量は50トン程度で、もう一日の戦闘には
耐えられない状況にあった。
176GF長官
2020/08/17(月) 22:58:24.75ID:IHyPAcSG >>175の続き
何より三日連続で戦闘配置に付いている乗員の疲労は限界に達しており、
戦闘の継続は困難に思われたからです。
給油作業の後、アリューシャン方面の日本軍を警戒するために
北方海面へ移動し、サラトガと合同して予備の機体を受領するなど
した後に、6月13日(現地時間)に、真珠湾へ帰投した。
何より三日連続で戦闘配置に付いている乗員の疲労は限界に達しており、
戦闘の継続は困難に思われたからです。
給油作業の後、アリューシャン方面の日本軍を警戒するために
北方海面へ移動し、サラトガと合同して予備の機体を受領するなど
した後に、6月13日(現地時間)に、真珠湾へ帰投した。
177GF長官
2020/08/18(火) 22:52:21.41ID:JL/yA3MJ >>176の続き
これで、ミッドウェー海戦は終了です。
本職としては、スプルーアンス少将の作戦指導に
あれこれ文句をつけたいところなのですが、
今の主題は、「日本空母は残り何隻か」なので、
ひとまず置いておきましょう。
これで、ミッドウェー海戦は終了です。
本職としては、スプルーアンス少将の作戦指導に
あれこれ文句をつけたいところなのですが、
今の主題は、「日本空母は残り何隻か」なので、
ひとまず置いておきましょう。
178GF長官
2020/08/18(火) 22:52:54.73ID:JL/yA3MJ >>177の続き
3日間の戦闘を振り返ると、
事前の暗号解読情報では、4〜5隻
↓
5日、ミッドウェー基地PBYの報告「空母2隻発見」
↓
米空母第一次攻撃隊発進
↓
日本空母3隻撃破
↓
ヨークタウン索敵機の報告「空母1隻発見」
↓
米空母第二次攻撃隊発進
↓
日本空母1隻撃破
↓
日没
3日間の戦闘を振り返ると、
事前の暗号解読情報では、4〜5隻
↓
5日、ミッドウェー基地PBYの報告「空母2隻発見」
↓
米空母第一次攻撃隊発進
↓
日本空母3隻撃破
↓
ヨークタウン索敵機の報告「空母1隻発見」
↓
米空母第二次攻撃隊発進
↓
日本空母1隻撃破
↓
日没
179GF長官
2020/08/18(火) 22:54:05.07ID:JL/yA3MJ180GF長官
2020/08/18(火) 22:54:44.45ID:JL/yA3MJ181GF長官
2020/08/20(木) 00:18:19.64ID:rLycqMo0182GF長官
2020/08/20(木) 00:19:05.00ID:rLycqMo0 >>181の続き
しかし、事前の暗号解読情報は「4〜5隻」でした。
残りの一隻、すなわち5隻目の空母は居るのか、居ないのか。
その答えは、「分からない」です。
なぜなら二日目(6日)以降の戦闘で、日本空母を発見できなかったから。
しかし、事前の暗号解読情報は「4〜5隻」でした。
残りの一隻、すなわち5隻目の空母は居るのか、居ないのか。
その答えは、「分からない」です。
なぜなら二日目(6日)以降の戦闘で、日本空母を発見できなかったから。
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