>>728
旧式戦艦が残るなら重巡の建造が要らない、とはならない
何故なら大量に残っている弩級〜プレユトランド型超弩級とは
QE級や巡戦のような少数の例外を除けば最高速度21ノット程度か19ノットまで混じる低速戦艦であるからだ
(ちなみに前弩級まで一緒に行動させようとすると更に速力面で論外になる)
ポストユトランド型戦艦の護衛役にも反対の襲撃役にも速度が足りない
ユトランドの戦訓が低速艦は高速戦隊の砲戦にほとんど参加させてもらえない事を示している

例えばアメリカのコロラド級の次のサウスダコタ級は速力23ノットと日本基準ではトロいが
コロラド級までの歴代戦艦を延々21ノットで続けて来たから2ノット差でも立派な速度革命が起きている
(ついでに高速長距離巡行能力もしっかり伸ばされていて、長距離巡行前提の米戦艦としてこれは大事)
艦隊行動の際サウスダコタ級は旧式戦艦から数隻だけで突出して少数で戦うか
旧式戦艦と歩調を合わせて己の速力を殺して優速の敵に機動のイニシアティブを献上するかしかない

ポストユトランド型戦艦の護衛であっても襲撃であっても同等以上の高速艦であることは必須
となれば「駆逐艦・巡洋艦に撃ち勝てる戦艦より安くて速い艦」の需要は揺るがないわけだ