圧巻の内容『人間にとってスイカとは何か』を読む。アフリカ・カラハリ砂漠での人間の生存を可能した「野生スイカ」の謎
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2014年に刊行された『人間にとってスイカとは何か: カラハリ狩猟民と考える』を読みました。
圧巻の内容です。熱帯アフリカ原産のスイカは、17世紀以前に日本に伝来した果物ですが、野生種が存在するカラハリ砂漠では、
コイサン系狩猟民が水を飲まずに生活してて、水分はスイカから摂取してるとか

地表水が無い、まだらに灌木が生えてる風景の中で、スイカを食べて生きてる人たちがいて、その上、「スイカから水を作る」技術が
存在してるというから、驚きです。
切り出したスイカの果肉を容器に入れ、ひとつまみ、火が消えた後の灰を混ぜると、果肉から水が滲み出てきたとありました。

現地の牧畜採集民のお母さんは、毎朝ラグビーボール大のスイカを5つ持ってきて、穴を開けて中をぐりぐり掻きまわしたスイカに
灰を混ぜて、勢いよく振ると、スイカ5つから1リットルの水を作れるそうです。
その水を飲んだり、調理したり、子どもの身体に拭(ぬぐ)って垢をこすり出したりするのだとか

そんな地表水の無い乾燥地帯で、スイカが育つのか…と思ったのですが、野生のスイカが鈴生りに生えてて、ごろごろしており、
1家族が最大2千個のスイカを貯蔵し、スイカを食べ尽くすまで野営地で暮らすそうです。
なお苦みのあるスイカで、「スイカ水」は甘く無いばかりか、何とも言えない味がすると…