2020.06.24
F-35スペアパーツ問題に米議会が激怒、5年間で3億ドルの追加コスト発生
https://grandfleet.info/us-related/f-35-spare-parts-issue-raging-us-congress/

(抜粋)
この問題の根本的な原因はロッキード・マーティンが軍に納入したF-35のスペアパーツの電子ログに不備があったせいで、
この問題をカバーするため軍は過去5年間で約3億ドル(約320億円:2015年〜2018年に発生した追加の人件費)もの
費用を費やしており、議員達はロッキード・マーティンに「なぜ問題を修正できないのか」怒っているのだ。

もう少し分かりやすく説明するとF-35のパーツには1つづつ固有の電子ログが紐付けられていて、いつ製造されさたのか、
どの機体に使用されたのか、このパーツの耐用年数の残りは何年なのか、どこの倉庫に保管しているのかを直ぐに
確認できるようになっているのだが、ロッキード・マーティンが軍に納入したスペアパーツは電子ログが不正確だったり
破損していて使い物にならないといった不備が多発、これを1つづ確認して修正するのに多くの人手はかかっているらしい。

特に困るのは納入されたスペアパーツが「どこの倉庫に保管されているのか」分からなくなり行方不明になることで、
これを探し出して電子ログの情報を修正する作業に軍の整備担当者が忙殺され、これ支援するため追加の人員が
必要になり、過去5年間で約320億円もの人件費が余分に発生したのだ。
(以下略)
-----

どんなに素晴らしいデータ管理システムであっても、入力されるデータが不正確であっては何の意味もない、と。
至極当たり前のことだが、LMはその部分を軽んじていたのだろうか。
まさか、固有の電子ログのデータはすべて人間が介在しないと入力されない、なんてオチだったり?