>>958
仏道修行というのは、長い長い階段を一段ずつ昇っていくような形なんじゃが、何かやらかして
転げ落ち、振り出しに戻ることが多々ある
なので仏様というのは、何度も何度も転生しながら修行を積んでいく間、ただの一度も間違えず
正しいルートを通りきったものだけが成れるものなのだ

だが、極楽の場合、極楽に生まれた時点で、仏の一歩手前の状態である阿羅漢(あらかん)の
位階まで菩薩としてのレベルがうpする
阿羅漢の位は「不退転の位」とも言い、それまでのように階段を転げ落ちるが如く全部台無しに
なることがない

ただ、仏になるまではそこから更に長い長い時間がかかる
極楽はデフォルト設定として、ほとんど永遠の寿命その他オプション完備であり、確実に仏には
成れるので、極楽往生することイコール成仏したよーなもん、ということで「死ねば仏」思想が
生まれてきたのだ