第二次世界大戦で活躍した2000馬力級エンジンの傑作P&W R-2800
戦後の民間放出では燃費が悪く主要航路にはいないが高緯度や高地などの
過酷な環境に耐えうる作りから隙間需要で1960年まで生産された

このエンジンはもう一つ特筆する能力がありエンジン寿命の異常な長さ
5000時間ないし12年が目安だがオーバーホールすればいつまでも動いた
飛行時間35000時間以上の記録もあって1990年代まで多数のエンジンが
健在だったが機体側の寿命と部品在庫からやっとこさ退役していった

最後の定期運行機はカナダの輸送会社のR-2800-99搭載のC-46Fで2009年の事
終了したのも倒産が理由でこの2機は今もフライアブルな状態にある