空軍パトリオット作戦車両、全量寿命年限超過
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空軍が運用するパトリオット戦力装備の老朽化が深刻な水準であることが分かった。 作戦車両は全量寿命年限を
超過したまま運営されており、交戦統制所およびレーダー用発電機の場合、一部修理部品の生産が中断され整備が難しいほどだ。

国会国防委員会所属のアン・ギュベク共に民主党議員室が13日、空軍本部から提出を受けた関連資料によると、
パトリオット作戦車両は79台、全量寿命年限を超過した状態で運用中だ。

寿命年限は7トントラックが10年、15トントラックが16年だが、全体の平均運用期間はこれをはるかに上回る30年だ。
特に交戦統制所、発電機搭載車両である7トントラックは3台のうち1台の割合で寿命年限(10年以上)を20年以上超えた。

老朽化によって作戦車両の運行中断に直接的な影響を及ぼす主な欠陥も持続的に増加している。
2017年の12件から2019年には35件と3倍に増えた。
整備費用は同期間、1億3400万ウォンから2億9000万ウォンへと2倍以上高騰した。

空軍本部が提出した「パトリオット性能改良戦力化評価結果報告書」によると、昨年はパトリオットV戦力化教育当時、
誘導弾運搬車両(GMT)に問題が発生し、模擬訓練弾の再体験教育が中断された事例もあった。
欠陥の原因としては、「車両クレーンの老朽化による性能低下で油圧オイルの過熱」が指摘された。

パトリオット作戦車両の老朽化は、最初に導入された2008年に中古品を購入した後、交替されなかったためだ。
空軍は2013年、パトリオット性能改良事業推進当時、老朽化した作戦車両の交替を要求したが、予算不足などで反映されなかった。
軍は、老朽化による起動制限や事故の憂慮など、問題が継続していることを受け、遅れて作戦車両の新規確保を推進している。

空軍は新規発電機の確保も必要だと見ている。 パトリオット交戦統制所及びレーダー用発電機の運用期間は
平均29年で老朽化が深刻で、一部修理付属品の生産が中断され、整備さえ難しい状態だ。

現在の状況が改善されない場合には、パトリオット戦力の移動・展開時の交戦統制所とレーダー作戦運営が制限される可能性もあり、
安定的な電力供給を保障するために発電機の交代が急がれるという指摘が出ている。