北欧型福祉モデル、コロナの経済打撃抑制で効果発揮

今年第2四半期の欧州経済は、新型コロナウイルス危機によって過去最大の低迷に陥った。だが、福祉国家である北欧諸国は、他の大半の国よりも打撃を限定的に抑えて健闘している。
北欧4か国(ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク)の経済は第2四半期、それぞれ前年比6.3〜8.2%減の「歴史的」縮小に見舞われた。
 だが、EU統計局(Eurostat、ユーロスタット)によると、北欧からは唯一フィンランドが加盟する欧州連合(EU)諸国の国内総生産(GDP)は全体で15%減少している。とりわけフランス、イタリア、スペインの激しい落ち込みが重圧となっている。
 経済専門家らによると北欧は長年、堅固な福祉国家、堅実な公共財政、在宅勤務を容易にする強固なオンライン文化、そして大規模な公共部門の恩恵を受けており、そのすべてが新型コロナ流行による打撃を抑える助けとなっている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3303269


我北奥州出羽守